修正:NY原油市況=続伸、イランによる報復攻撃を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/05     85.46       86.20       84.85       85.43        + 0.28
  2024/06     84.54       85.27       83.99       84.61        + 0.39
  2024/07     83.57       84.34       83.14       83.77        + 0.48
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     551,102              981,349             1,757,685    ( - 5,931)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/05     273.24    + 2.05
                            2024/06     272.33    + 1.83
         改質ガソリン       2024/05     276.09    + 0.20
                            2024/06     273.44    + 0.81
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が
0.28〜0.39ドル高。その他の限月は0.21ドル安〜0.65ドル高。
 パレスチナ自治区ガザで武装組織ハマスを支援するイランに対し、イスラエルがシリ
アのイラン大使館を空爆したことから緊迫感が高まっている。イランはイスラエルへの
報復を予告しており、イスラエル国内の戦略的に重要な地域に対する巡航ミサイルやド
ローンによる攻撃を計画していると伝わった。3日、米中央情報局(CIA)がイスラ
エルに対してイランが48時間以内に攻撃すると通告したとの報道もある。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことは重し。製
油所稼働率は88.6%と小幅に低下し、最近の上昇が一巡した。ただ、ガソリン需要
は日量923万6000バレルまで鮮明に上向いており、ガソリン在庫の取り崩しが続
いている。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの共同閣僚監視委員会(JMMC)では、現行の
減産目標を維持することが確認された。事前の報道に沿った結果で、ほぼ無風で通過し
ている。
 時間外取引で5月限は堅調。通常取引開始後は86.20ドルまで上値を伸ばし、昨
年10月以来の高値を更新。ただ、その後は高値からやや押し戻された。
 改質ガソリンの期近は小幅続伸。ヒーティングオイルは続伸。原油高に連動した。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 +321万(4億5142万)
ガソリン −425.6万(2億2782万)
留出油  −126.8万(1億1607万)
(クッシング地区)
原油 −37.7万(3316万)
*()は在庫総量
今日の材料
・仏軍は4月にウクライナへの1500人規模の派兵を準備=ザハロワ露情報局長
・米政府、価格上昇のためSPRの補充計画を停止
・次回のJMMCは6月1日に開催
・米原油在庫の市場予想は前週比200万バレル減
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比228万6000バレル減
・ガソリン在庫は同141万6000バレル減
・留出油在庫は同254万8000バレル減
・クッシング原油在庫は78万1000バレル減
MINKABU PRESS
※EIA週報のガソリン在庫の総量を修正しました。

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