ゴム午前=総じて軟調、日経平均株価の大幅安を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。。寄り付きでは、日経平均株価が600円超の大幅
安となったことを嫌気して、売りが先行した。その後も、日経平均株価が900円超ま
で下げ幅を拡大したことや、場中にドル・円が3月21日以来の1ドル150円台の円
高に一時振れたことから、売り物がちの展開となっている。ただし、商いは盛り上がり
を欠いている。TSR20は出来ず。

 午前11時42分現在のRSS3号は前営業日比2.1円安〜1.3円高。活発限月
の9月限は同1.0円安の326.3円、期先3月限は出来ず、推定出来高は219枚
(前日夜間取引含む)。

【新規材料待ち】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、株安などを手掛かりに総じて売りが優勢となっ
ている。ただ、出来高は午前11時42分時点で219枚と盛り上げりを欠いている。
上海ゴムが清明節のため休場となっているため、様子見気分が強い。
 産地相場をみると、タイオファーは下げ止まっているものの、ウィンタリング(落葉
期=減産期)は織り込まれ、新規に積極的に買い進むような材料は見当たらない。ポイ
ントは、中国の景気回復期待になりそうだ。清明節明けの中国市場が、買いから入り、
素材価格全般に地合いを引き締めれば、上海高からJPXゴムRSS3号も水準を引き
上げると予想する。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が7月限のみ約定し、0.2セント安、TSR20
は、売りが優勢となり、0.8〜0.6セント安となっている。

 上海ゴムは清明節のため休場。

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