シカゴ大豆市況＝期近から急反発、デイリーの大口輸出成約で

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
              始　値　　　高　値　　　安　値　　　帳入値　　  前日比
  2024/05     1158.50     1179.75     1154.00     1174.00     +14.75
  2024/07     1170.50     1192.75     1167.00     1186.75     +14.25
  2024/08     1170.00     1190.75     1166.00     1184.50     +13.00
　　　単位：枚　　　推定出来高　　　前日出来高　　　前日取組高（前々日比）
　　　先物　　　　    未入電    　   311,803         848,122  （ + 9,830）

　注：４本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
４時現在の数値です。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＊米気象庁発表の６−１０日予報（４月１８日−４月２２日）
　コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は下回る〜平年並み
　コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年並み。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
　大豆は期近から急反発。終値の前営業日比は７．００〜１４．７５セント高。中心限
月の５月限は１４．７５セント高の１１７４．００セント。
　ドル高に米株安と外部環境は弱かったが、今週３度目となるデイリーでの大口輸出成
約が発表されたこともあり、買い戻し主導で前日の米農務省（ＵＳＤＡ）月例需給報告
で付けた安値からさらに戻す展開となった。
　アルゼンチンのブエノスアイレス穀物取引所が同国産の大豆生産高見通しを下方修正
したことや、ブラジルの民間調査会社、サフラス・メルカドがブラジル産の大豆生産高
見通しを上方修正したものの、１１日のＵＳＤＡ見通しを大幅に下回ったままだったこ
とも好感された。
　５月限は１１５８．５０セントで取引を開始。アジアの時間帯の時間外取引では
１１５０セント台半ばでこう着した展開だったが、欧州の時間帯には上昇して１１６０
セント台に乗せて、米国の時間帯前半には１１７０セントも上抜けてとなり、高値は
１１７９．７５セントまであった。中盤に上げ幅を縮小して、１１７０セント台を割り
込んだが後半に再び１１７０セント台を回復した。

　アルゼンチンのブエノスアイレス穀物取引所は同国の大豆生産高見通しを前回から
１５０万トン下方修正して５１００万トンとした。なお１１日のＵＳＤＡの見通しでは
５０００万トンだった。
　またブラジルの民間調査会社、サフラス・メルカドが同国の大豆生産高見通しを前回
から２６５万トン上方修正して１億５１２５万トンとした。ただ１１日のＵＳＤＡの見
通しは１億５５００万トンを依然として下回っている。

＊米国産地の天気概況は以下の通り（米農務省の農業天気ハイライトを要約）。
　コーンベルトでは、ミシシッピ川以東の地域で降雨と強風が残り、農作業が停滞して
いる。対照的にコーンベルト西部では降雨がなく、初期のコーンの作付けを含む農作業
に適した天気となっている。
　米国南部では降雨はバージニア州など大西洋岸地域中部に限られており、それ以外の
地域は最近の大雨のあと天気が回復しており、農作業も一部で再開している。米国南深
部では引き続き悪天候で局地的には強風やひょう被害が発生している。テキサス州東部
〜ミシシッピ川デルタ地域にかけて低地では洪水が続いている。

　１２日は低気圧が五大湖地域北部に抜けるため、五大湖地域や米国北東部では低めの
気温で風も強く、降雨が見込まれる。一方、米国中部ではかなりの高めの気温となり、
先週末にはプレーンズ中部)北限にして最高気温が３２℃に達するところもありそう
だ。来週初めにはカナダの国境地域を除く米国東部全体で気温が上昇しそうだ。
　６〜１０日間予報（４月１７〜２１日）については、米国西部〜中部の大半で平年並
み〜下回る気温、ミシシッピ川以東〜アパラチア山脈にかけて平年を上回る雨量となろ
う。
　大豆製品は、大豆油は期近安の期先高、大豆粕は続伸。大豆粕は大豆高に追随した
が、大豆油は期近が引き続き上値が重かった。大豆粕の期近５月限は前日比８．８０ド
ル高の３４４．４０ドル。
今日の材料
・コーンベルトでは、ミシシッピ川以東の地域で降雨と強風が残り農作業が停滞。対照
　的にコーンベルト西部では降雨がなく、初期のコーンの作付けを含む農作業が進展。
・プレーンズでは、高めの気温で降雨がなく、作付け作業、牧草の生長、冬小麦の生育
　進展にほぼ理想的な天気。

MINKABU PRESS

• １８日のＳＰＤＲゴールドの現物保有高は前日比４．８７トン減
  商品

  07/19(土) 08:00
• 海外粗糖市況＝ＮＹ粗糖１０月限は０．０８セント高の１６．８２セント
  商品

  07/19(土) 07:43
• ＣＦＴＣ建玉明細報告（７月１５日現在）＝シカゴ大豆
  商品

  07/19(土) 07:30
• ＣＦＴＣ建玉明細報告（７月１５日現在）＝シカゴ・コーン
  商品

  07/19(土) 07:30
• ＣＦＴＣ建玉明細報告（７月１５日現在）＝ＩＣＥ粗糖１１号
  商品

  07/19(土) 07:30