［今日の視点］とうもろこし＝期先は円安傾向がシカゴ安を相殺し小幅高か

　とうもろこしは、１６日のシカゴコーンの軟調な足取りや夜間取引の３ケタ安にもか
かわらず、円安傾向を映した買いを受けた小高い足取りを予想。シカゴコーン期近５月
限と円相場１ドル＝１５４．６５円からの換算値は２０円高。序盤の先限は換算値通り
２０円程度の上昇になると見込む。
　とうもろこし先限は夜間取引では商い成立せず。期中の２４年１１月限が１００円
安、期先の２５年３月限が２４０円安と共に３ケタ安で夜間を終了。夜間の出来高は
２枚にとどまる薄商いが続くなか、小口の手じまい売りが優勢となっている印象。日中
取引では引き続き薄商いが続くと予想されるなか、先限が４万円台に値を乗せてくるか
が注目される。
　１６日のシカゴコーンは軟調。ドル高傾向と輸出圧迫懸念が重石となったが、米産地
での作付本格化を前にして天候リスクが先取りされるなか下げ幅は限られた。米産地で
は土壌水分の乾燥が進んでいる地域と土壌水分が過剰になっている地域があるうえ、今
週は荒天が見込まれている。まだ作付初期段階ながら、今後の作付本格化を前にして
天候に対する意識が高まり底意を強めていくことが想定される。
 ＪＰＸとうもろこし先限の寄り付き予想は３万９９５０〜４万００５０円。本日の日
中取引の予想レンジは３万９９１０〜４万０２２０円。
＜今日の予定＞
◆ ニュージーランド ◆
【経済】07:45 消費者物価指数 2024年1-3月期（NZ統計局）
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 景気先行指数 2024年3月（WESTPAC）
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 貿易収支 2024年3月速報（財務省）
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報（石油連盟）
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査（資源エネルギー庁）
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 国際収支 2024年2月（トルコ中央銀行）
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 消費者物価指数 2024年3月確報（EUROSTAT）
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 消費者物価指数 2024年3月（国立統計局）
【経済】15:00 小売物価指数 2024年3月（国立統計局）
【経済】15:00 生産者物価指数 2024年3月（国立統計局）
◆ 南アフリカ ◆
【経済】17:00 消費者物価指数 2024年3月（南アフリカ統計局）
【経済】20:00 小売売上高 2024年2月（南アフリカ統計局）
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数（MBA）
【経済】4/18 05:00 対米証券投資 2024年2月（財務省）
【工業】23:30 週間石油統計（EIA）
MINKABU PRESS
＊予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
＊海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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• ［表］シカゴコーン先物＝約定高値・安値（１７日付）
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• ［表］シカゴコーン先物＝テクニカル指数（１７日付）
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