英政府、財政圧迫でも減税を選択する可能性＝ＮＹ為替

　きょうのポンドドルは買戻しが一服しており、１．２４ドル台前半に再び下落している。米国債利回りが上昇する中、再びドル高が優勢となっており、ポンドドルの上値を圧迫している。ここに来て英中銀の早期利下げ期待が高まっており、早ければ６月との見方も出ている。短期金融市場での織り込みの確率は４０％程度だが、８月であればほぼ完全に織り込んでいる状況。

　利下げに前向きとも思われているベイリー総裁も、英中銀はＦＲＢよりも先に利下げに踏み切る可能性を示唆していたが、そのような中でポンドドルの上値は重いようだ。

　前日に３月の英公共部門純借入額が発表され、１１０億ポンドと予想を上回っていた。ハント財務相の余力を奪う内容だが、それにもかかわらず、英政府は減税を躊躇しない可能性があるとの指摘が出ている。年内にも予定されている総選挙に向けて与党への支持獲得のために、今秋にも減税を発表する可能性があるという。

GBP/USD　1.2431　GBP/JPY　192.83　EUR/GBP　0.8596

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

• 【中銀チェック】英中銀　四半期報告などに注目
  為替

  NEW

  05/05(日) 15:10
• 【来週の注目材料】豪中銀は据え置き見込み、今後の利上げへの動き見られるか
  為替

  05/04(土) 17:10
• ＣＦＴＣ建玉報告　資源国通貨　豪ドルの売り越し減少
  為替

  05/04(土) 08:45
• ＣＦＴＣ建玉報告　主要通貨　円の売り越し減少
  為替

  05/04(土) 08:40
• 為替相場まとめ４月２９日から５月３日の週
  為替

  05/04(土) 08:00