【本日の見通し】介入警戒感強まるも、流れはまだ上方向か

【本日の見通し】介入警戒感強まるも、流れはまだ上方向か
　　　
　ドル円はポイントであった155円を超えての上昇となっている。介入警戒感が上値トライの勢いを抑える形で、動き自体は思われていた以上に落ち着いており、155円台前半で東京朝を迎えた。
　155円を超えたことで介入警戒感が強まっているが、今日から日銀金融政策決定会合が始まることもあり、今日の実施は難しいか。財務省主導で行われる介入については、本来会合とは関係がないが、今回の会合で今後の追加利上げに向けた姿勢を示し、その上で介入を実施すると、効果が強まることもあって、期待が広がっている。
　　　
　155円台後半からは介入警戒が強まることもあり、上値トライには慎重になりそう。ただ、流れ的にはまだ上方向。日米金利差を狙ったドル買い円売りに加え、介入期待での一時的な売りポジションの積み上がりから、上昇している局面にもかかわらずドル買いポジションに偏っていないことによるドル買い意欲が下値を支えそう。
　　　
　ユーロドルは1.0700前後での推移。ドル高の中で一時1.0670台を付けたがその後戻している。上下ともにしっかりした方向性が出ていない。
　　　
　ユーロ円はドル円の上昇もあり、しっかり。ドル円で介入が入ると一気に下げるだけにここからの買いには慎重。

MINKABU PRESS 山岡和雅

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