NY原油市況=期近が小反落、OPEC増産の可能性も中東懸念が下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2024/06     78.72      79.17      77.55      78.38      - 0.10
  2024/07     78.39      78.80      77.29      78.06      - 0.08
  2024/08     77.97      78.38      76.96      77.68      - 0.06
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電             690,846             1,846,863   (+ 15,173)
                    帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2024/06     246.56    + 0.42
                   2024/07     247.90    + 0.51
改質ガソリン        2024/06     254.34    - 4.48
                   2024/07     251.83    - 3.81
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は小幅まちまち、期近の主要限月は小反落。終値の前営業日比は期
近2限月が0.10〜0.08ドル安。その他の限月は0.07ドル安〜0.01ドル
高。
 米国の時間帯に入りドル高に振れるなか、石油輸出国機構(OPEC)プラスが6月
の会合前に原油の増産の可能性を検討しているとロシアのノバク副首相が発言したこと
などで直近安値を更新する場面もあったものの、ハマスがガザ停戦案を受け入れると表
明したにもかかわらず、イスラエルがガザの南部にあるラファの地上侵攻を開始したこ
とで地政学的リスク懸念が下支えとなり安値からは切り返した。
 また米エネルギー省(DOE)が米戦略石油備蓄(SPR)の補充用に330万バレ
ルの原油を10月の実施予定で市場から買い付けることを明らかにしたことや、サウジ
アラビアの国営石油会社、アラムコが6月積みのアジア向けの公式販売価格(OSP)
の価格フォーミュラを引き上げたことも支援材料となった。
 6月限はアジアの時間帯の朝方の78ドル台後半から反落して、米国の時間帯の序盤
には78ドル台を割り込んで77.55ドルまて崩れて直近安値を更新した。しかしそ
の安値からは急反発して、米国の時間帯中盤にこの日の高値となる79.17ドルを付
けた。しかし後半は再び下落して78ドル台前半まで軟化した。

 インターファックスによると、ロシアのノバク副首相(エネルギー担当)はこの日、
必要があれば6月のOPECプラス会合前でも原油の生産に対して「行動」を起こすこ
とを産油国間で合意していると述べて、増産する可能性を示唆した。

 ハマスは6日、ガザ停戦案の受け入れを表明したが、イスラエルはこれを拒否してガ
ザの南部にあるラファの地上侵攻を開始した。これに対して グテレス国連事務総長は
「人道上の悪夢だ」と指摘して停戦合意に尽力するよう求めた。、、、

 米DOEはこの日、米SPRの補充用に330万バレルの原油を10月実施予定で市
場から買い付けることを表明した。価格が買い付けの基準としている79ドル以下にな
ったことによる措置とみられる。なお米SPRは2022年に1億8000万バレルと
大量に放出したことで、現在約3億6700万バレルと40年ぶりの低水準となってい
る。
 サウジのアラムコが6月積みのアジア向けの公式販売価格(OSP)の価格フォーミ
ュラを引き上げた。アラビアン・ライト原油はドバイ原油およびオマーン原油の平均値
に対し2.90ドルのプレミアムとなり、前月の2ドルちょうどから0.90ドル引き
上げた。他の油種も0.50〜1.10ドルの引き上げとなっている。、
 改質ガソリンは期近から急反落、ヒーティングオイルは続伸。ガソリンは期近から崩
れてクラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)を縮小させた。
今日の材料
・必要があれば6月のOPECプラス会合前でも原油の生産に対して「行動」=ノバク
 露副首相。
・ハマスがガザ停戦案受け入れ表明も、イスラエルがガザの南部のラファの地上侵攻を
 開始。グテレス国連事務総長がこれを非難。
・米SPRの補充用に330万バレルの原油を10月実施予定で市場から買い付け表明
 =米DOE。
・サウジのアラムコ、6月積みのアジア向けの公式販売価格(OSP)の価格フォーミ
 ュラを引き上げ。アラビアン・ライト原油は前月比0.90ドル引き上げ。

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