ドル円は155円台を回復=東京為替概況

ドル円は155円台を回復=東京為替概況
　　
　昨日の海外市場でカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言などを受けたドル高にしっかりとなったドル円。海外市場では154円75銭を付けた後、154円50銭台まで調整が入った。東京市場に入ってドル買い円売りが再び強まり、朝の動きで海外市場の高値を超えて154円80銭台まで上昇。その後、もみ合いを経て午前にドル買いが強まり155円27銭を付けた。午後に入ってからは155円台で落ち着いた動きとなった。
　植田日銀総裁が足元の円安、これまでのところ基調的物価上昇率に大きな影響はないと、従来姿勢を踏襲する発言を行ったことがドル買い円売りを誘った。
　　
　ドル円が155円台に乗せて上昇する中で、クロス円でも円売りが入った。ユーロ円は166円台後半での買いにやや慎重姿勢が見られたが、ドル円の上昇が続く中で166円78銭まで上値を伸ばした。米国市場夕方193円30銭台を付けていたポンド円は193円80銭台まで上昇。
　　
　ユーロドルは落ち着いた動き、朝の1.0756から若干ユーロ安ドル高も、昼前の1.0738までとなった。
　　
MINKABUPRESS　山岡和雅

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