シカゴコーン市況=期近から大幅上昇、アルゼンチンの供給不安や小麦高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2024/05    443.25      455.50      443.25      455.75      +13.00
   2024/07    457.00      470.00      456.75      469.75      +13.25
   2024/09    467.50      480.00      467.50      480.00      +13.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       445,481        329,362        1,476,921 (+ 12,537)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省発表の米国需給報告(5月10日発表:カッコ内は前月見通し)
2023/24年度
作付面積    :  9460万エーカー  (  9460万エーカー)
単  収    :     177.3Bu  (    177.3Bu)
期初在庫    : 13億6000万Bu  ( 13億6000万Bu)
生  産    :153億4200万Bu  (153億4200万Bu)
輸  入    :    2500万Bu  (    2500万Bu)
供給合計    :167億2700万Bu  (167億2700万Bu)
飼料用     : 57億0000万Bu  ( 56億7500万Bu)
食品・種・工業用: 68億5500万Bu  ( 68億0500万Bu)
内エタノール  : 54億5000万Bu  ( 54億0000万Bu)
輸  出    : 21億5000万Bu  ( 21億0000万Bu)
需要合計    :147億0500万Bu  (146億0500万Bu)
期末在庫    : 20億2200万Bu  ( 21億2200万Bu)
在庫/消費率  :      13.8%  (      14.5%)
2024/25年度
作付面積    :  9000万エーカー  (     —     )
単  収    :     181.0Bu  (     —     )
期初在庫    : 20億2200万Bu  (     —     )
生  産    :148億6000万Bu  (     —     )
輸  入    :    2500万Bu  (     —     )
供給合計    :169億0700万Bu  (     —     )
飼料用     : 57億5000万Bu  (     —     )
食品・種・工業用: 68億5500万Bu  (     —     )
内エタノール  : 54億5000万Bu  (     —     )
輸  出    : 22億0000万Bu  (     —     )
需要合計    :148億0500万Bu  (     —     )
期末在庫    : 21億0200万Bu  (     —     )
在庫/消費率  :    14.2%    (     —     )
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*米気象庁発表の6−10日予報(5月16日−5月20日)
 コーンベルト西部の気温は平年並。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 コーンは期近から大幅上昇。終値は4.25〜13.25セント高。中心限月の7月
限は13.25セント高の469.75セント。

 米農務省(USDA)による月例需給報告で23/24年度の需要見通しが大きく
引き上げられたことや、材料織り込み感が強まったことで買い戻された。また、降霜が
原因としてロシアの小麦生産量予測をSovEconが引き下げたことを受けて小麦が
急伸したことも買いを支援した。7月限はこの日の上昇で7日から9日にかけて記録し
た下げ幅を概ね相殺した。
 7月限は457セントで取引を開始した後は模様眺めとなり欧州の時間帯を終えるま
で460セントを上値抵抗線とするもちあいとなった。シカゴの時間帯を迎えても
もちあいが続いたが、USDA月例需給報告発表後は上値を探る足取りに転じて引け間
際に470セントの高値に到達。高値を離れたものの、2ケタの上げ幅は維持して引け
を迎えた。
 米国の23/24年度の需給予測はエタノール生産用需要予測、輸出用需要予測がそ
れぞれ5000万Bu引き上げられたため、期末期末在庫量予測が1億Bu引き下げ
られ、期末在庫率予測も14.5%から13.8%へ引き下げられた。
 一方、24/25年度需給予測については、作付面積の縮小が影響しイールドが
181Buの高水準が予測されながらも生産量予測は前年の153億4200万Buか
ら148億6000万Buへの減産見通しが示された。一方、エタノール生産用需要見
通しは前年と同量の54億5000万Buとされたが、輸出量予測は前年の21億
5000万Buを上回る22億Buとされており、その結果、総需要見通しは前年の
147億0500万Buから148億0500万Buに増加するとされたが、前年度か
らの繰り越し在庫の増加もあって期末在庫率は前年の13.8%を上回る14.2%と
の見通しが示された。
米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは、五大湖周辺北部で10日朝方に凍結が発生したが主要なコーンお
よび大豆産地からは外れている。ただ、その他の地域でも最高気温が24℃以下に留ま
る低めの気温となるなか過剰な土壌水分が影響し、多くの地域で農作業のペースが鈍化
している。
 南部の大西洋沿岸州では荒天が引き続き警戒される。カンザス州、コロラド州南部か
らテキサス州南部、ニューメキシコ州東部では13日までに少なくとも25〜50ミリ
の雨量を伴う降雨が発生するだろう。今後5日間の雨量はオハイオバレー以南、そして
大西洋沿岸中部の地域で50〜150ミリに達する見込み。6日間予報に関しては5月
15〜19日は全国的に気温は平年並〜平年を上回る見込み。一方の雨量もほとんどの
地域で平年並〜平年を上回るだろう。
 シカゴ小麦は軒並み大幅高。米農務省(USDA)月例需給報告での米需給緩和見通
しにもかかわらず、SovEconが2024年のロシア小麦生産量予測を340万ト
ン引き下げた8960万トンとの生産量見通しを明らかにしたことや、米産地での荒天
予測が買いを支援した。中心限月の期近7月限は前日比26セント高の663.50セ
ントで終了。
 米農務省(USDA)月例需給報告では24/25年度米小麦生産量予測は23/
24年度の見通しの18億1200万Buを上回る18億5800万Bu。一方の需要
は国内需要が23/24年度を1000万Bu上回る11億2400万Bu。期末在庫
量も23/24年度の6億8800万Buを上回る7億6600万Buとされた。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)
 プレーンズでは降雨の発生がないなか気温が上昇し始めている。ここ最近の降雨にも
関わらず、5月7日時点では小麦産地の75%で土壌水分が乾燥した状態にある。モン
タナ州では穏やか天気が広がっているが降雨は発生していない。
 一方南部では、アラバマ州、ジョージア州およびフロリダ州北部で激しい雷雨が発
生。ただ、この雨は乾燥が続くフロリダ半島には達しなかった。またテキサス州南部か
らフロリダ半島にかけて熱波が広がっているがそれ以外の地域では低めの気温となって
いる。
今日の材料
・コーンベルトでは、多くの地域で最高気温が24℃以下に留まる低温に。
・米中西部のでは過剰な土壌水分が影響し、多くの地域で農作業のペースが鈍化。
・23/24年度の需給予測はエタノール生産用需要予測、輸出用需要予測はそれぞれ
 5000万Bu引き上げられる。
・23/24年度の米期末在庫率予測は14.5%から13.8%へ下方修正。
・24/25年度米生産量は前年の153億4200万Buから148億6000万
 Buへの減産見通し。
・24/25年度の米期末在庫率は前年の13.8%を上回る14.2%見通し。
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