シカゴコーン市況=期近から期中は続伸、小麦の大幅高に追随

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2024/05    453.50      461.50      453.50      458.50      + 2.75
  2024/07    468.00      475.50      465.50      471.75      + 2.00
  2024/09    477.75      484.00      474.75      481.00      + 1.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       507,859         未入電         未入電  ( 未入電 )

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(5月9日までの週)
 コーン:93万7729トン(前週改定値:129万9008トン)
 小 麦:36万6339トン(前週改定値: 33万8874トン)
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*米農務省発表の週間コーン作付け進度報告(5月12日までの週)
 コーン:作付け:49%(前週36%、前年60%、平年54%)
     発 芽:23%(前週12%、前年25%、平年21%)
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*米気象庁発表の6−10日予報(5月19日−5月23日)
 コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 コーンは期近から期中は続伸。終値は2.25セント安〜2.75セント高。中心限
月の7月限は2.00セント高の471.75セント。

 ロシアでの降霜被害懸念を受けて小麦が大幅続伸となったことに追随する買いが見ら
れた。また、米産地での降雨による作付遅れ懸念も強気材料視された。ただ、米農務省
(USDA)週間輸出検証高が前週から大きく減少して100万トンを割り込んだこと
が重石となり期近〜期中限月の上げ幅は限られた。
 シカゴコーン7月限は468セントで取引を開始した後は欧州の時間帯を終えるまで
469.50セントを上値抵抗線とする安もみとなった。シカゴの時間帯を迎えると
小麦高を映した買いが膨らみ470セント台まで一気に浮上。一時は475.50セン
トの高値に達し、その後値位置を落としながらも472.50セントを割り込むと買い
戻され、小高く引けを迎えた。
 米農務省(USDA)が発表した5月9日までの週のコーン週間輸出検証高は93万
7729トンで前週改定値の129万9008トンを下回り100万トンも割り込ん
だ。今年度の累計は3393万3661トンで前年同期の2605万1611トンを
約30%上回っている。
 USDAによると5月12日時点のコーン作付進捗率は49%で前年の60%、平年
の54%を共に下回った。イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、ケンタッキー
州、ミズーリ州、ネブラスカ州での作付遅れが目立った。また、同日時点の発芽率は
23%で前年の25%は下回ったが、平年の21%は上回った。
 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。

 コーンベルトでは北部で気温が低下するなか降雨の発生は無く13日の最高気温は
21℃程度にとどまっている。一方、ネブラスカ州、ミズーリ州およびアイオワ州を含
む南西部では低気圧が通過するなか、降雨が発生している。もっとも土壌水分が過剰と
なっている地域では依然として農作業は停滞。一方、コーンベルト東部の多くの地域で
は暖かななか降雨の発生は無く順調なペースで農作業が進行。
 13日の週は序盤は全国的に暖かな天気が広がるが、中西部および北東部を中心に気
温は低下するだろう。週後半を迎えるとこれらの地域でも気温は平年並〜平年を上回る
水準まで上昇するだろう。また、中西部南部では序盤にまとまった雨量を伴う降雨が見
込まれるが、この雨も週半ばには大西洋沿岸部に抜ける見通し。なお、コーンベルト南
東部での今後5日間の雨量は50ミリ前後に達するだろう。これに対し、中西部北部で
はわずかな雨量を伴う降雨に留まる見通し。
 6日間予報に関しては5月18〜22日にかけてほとんどの地域で気温及び雨量は平
年並〜平年を上回るだろう。

 シカゴ小麦は期近から急騰。ロシアでの低温に伴う被害発生に対する警戒感が強まっ
たうえ、米産地でも低温や降雨などが続き春穀物の作付や発芽遅延、冬小麦の生育不良
が警戒されて買い優勢で運ばれた。期近の7月限は23年8月以来の高水準となる
694.25セントまで値を伸ばした後、利食い売りで上げ幅を縮小したが、
23.25セント高の686.75セントで取引を終えた。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り
 プレーンズではネブラスカ州南部からテキサス州の一部にかけて降雨が発生。その他
の地域では暖かく降雨の発生がないなか、農作業および穀物の成長は順調に進行。モン
タナ州東部および北部では最高気温は27℃前後まで上昇する見込み。

 米国南部ではテキサス州東部からメキシコ湾岸中部にかけての地域で局地的にまとま
った雨量を伴う降雨が発生。これにより新たに洪水が発生。数週間前まで速いペースで
進行していた春の作付は土壌水分が過剰な地域では停滞している。

今日の材料
・コーンベルトでは北部で気温が低下するなか降雨の発生は無く13日の最高気温は
 21℃程度にとどまる。
・中西部南部では序盤にまとまった雨量を伴う降雨が見込まれる。
・コーンベルト南東部での今後5日間の雨量は50ミリ前後に達する一方で、中西部
 北部ではわずかな雨量を伴う降雨に留まる見通し。
・5月9日までの週のコーン週間輸出検証高は93万7729トンで前週改定値の
 129万9008トンを下回り100万トンも割り込む。
・5月12日時点のコーン作付進捗率は49%で前年の60%、平年の54%を共に
 下回る。
・5月12日時点のコーン発芽率は23%で前年の25%は下回ったが、平年の
 21%は上回る。

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