貴金属は、総じて続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円高を受け、 まちまちの値動きとなろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は30.29ドル高 の2388.22ドル、銀が117セント高の2971セント、プラチナが13.48 ドル高の1066.18ドル、パラジウムは17.63ドル高の1009.50ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=154.62/64円で、前営業日の 大引け時点から1.71円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万1894円前後、銀は149.0円前後、プラチナ は5290円前後、パラジウムは4900円前後。 【NY金は米CPIの伸び鈍化が支援】 金はきのうの海外市場では、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受けて買い優 勢となった。 金は米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化が支援要因になった。4月の米CPIは 前年比3.4%上昇と3月の3.5%上昇から鈍化した。インフレの伸び鈍化が示さ れ、市場で利下げ期待が高まった。4月の米小売売上高は予想外に横ばいとなった。市 場予想は0.4%増だった。米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、現在の金融 政策がどの程度引き締め的かは分からないとした上で、米連邦準備理事会(FRB)が 物価情勢を見極める中、金利を当面は現行水準に維持しなくてはならない可能性がある との考えを示した。CMEのフェドウォッチでは、米FRBは9月以降に利下げを開始 し、年2回の利下げが見込まれている。 イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスとの戦いを巡り米国との見解の 相違がある中でも、米国の軍事支援を受け、バイデン米大統領による特定兵器の供与一 時停止を乗り越えることを望んでいると述べた。ブリンケン米国務長官は、パレスチナ 自治区ガザで政権の空白状態が生じ混乱で溢れかえる可能性があるとし、イスラエルは ガザの将来について明確かつ具体的な計画を策定する必要あると述べた。 銀はきのうの海外市場では、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や金堅調を受け て買い優勢となった。 【プラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や金堅調 を受けて買い優勢となった。 プラチナは米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や金堅調が支援要因になった。4 月の米CPIは前年比3.4%上昇と3月の3.5%上昇から鈍化した。インフレの伸 び鈍化が示され、ドル安に振れた。供給不足見通しも支援要因であり、これまでのレン ジ上限である1000ドルから上放れ、1100ドルの節目を目指している。 <今日の予定> ・国内総生産 2024年1-3月期1次速報 (内閣府) ・米住宅着工・許可件数 2024年4月(商務省) ・米新規失業保険申請件数(労働省) ・米輸出入物価指数 2024年4月(労働省) ・米製造業景況指数 2024年5月(フィラデルフィア連銀) ・米鉱工業生産・設備稼働率 2024年4月(FRB) MINKABU PRESS 東海林勇行
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