[今日の視点]貴金属=総じて上昇、金は円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金は円安を受けて反発しよう。銀はニュ
ーヨーク高と円安を受けて買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ
がニューヨーク高と円安を受けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は10.29ドル安
の2378.42ドル、銀が15セント高の2964セント、プラチナが3.92ドル
高の1066.64ドル、パラジウムは21.08ドル安の988.42ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=155.41/43円で、前営業日の
大引け時点から1.20円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1900円前後、銀は151.0円前後、プラチナ
は5310円前後、パラジウムは5000円前後。
【NY金は米新規失業保険申請件数の減少が圧迫】
 金はきのうの海外市場では、米新規失業保険申請件数の減少を受けて売り優勢となっ
た。
 金は米新規失業保険申請件数の減少が圧迫要因になった。米新規失業保険申請件数は
前週比1万件減の22万2000件となった。市場予想は22万件だった。前週の増加
から一転して減少に転じ、労働市場の底堅さが示された。4月の米輸入物価指数は前月
比0.9%上昇した。伸び率は2022年3月以来、2年1カ月ぶりの大きさだった。
事前予想は0.3%上昇。一方、4月の米鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が前月
比0.3%低下した。自動車生産の落ち込みなどが背景。事前予想は0.1%上昇。米
クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、米連邦準備理事会(FRB)の政策金利を
現在の水準で維持することが、なお高水準で推移するインフレ率を目標の2%に戻すこ
とにつながると述べた。

 銀はきのうの海外市場では、金軟調につれ安となったが、ドル高一服を受けて押し目
を買われた。
【プラチナはドル高一服で押し目を買われる】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高一服を受けて押し目を買われた。
 プラチナはドル高一服を受けて押し目を買われた。米新規失業保険申請件数の減少を
受けてドル高に振れたが、米連邦準備理事会(FRB)の年2回の利下げ見通しに変わ
りはなく、ドル高が一服した。ただ米金融当局者のタカ派発言が続いており、利食い売
りが出るようなら、上値を抑えられる可能性もある。
<今日の予定>
・中国住宅価格指数 2024年4月(国家統計局)
・中国小売売上高 2024年4月(国家統計局)
・中国鉱工業生産 2024年4月(国家統計局)
・ユーロ圏消費者物価指数 2024年4月確報(EUROSTAT)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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