トウモロコシは、400セント水準で下げ一服となり、自律反発局面に移行した。 4月は安値ボックス相場が続いていたが、5月入り後は天候リスクの織り込みで値位置 を切り上げている。ブラジルの洪水被害についてはトウモロコシ需給への影響は限定的 だが、米穀倉地帯の多雨・豪雨傾向はポジティブ。作付けの遅れに対する警戒感が短期 目線で下値を支える。ただし、需給ひっ迫見通しにはなく、価格上昇局面では農家売り の動きも強い。産地天候が安定すると、上値の重さを再確認しよう。天候相場型の不安 定な地合が続くため、作付け環境確定までの上振れリスクに留まる。 大豆は、安値保ち合い気味の展開が続いていたが、ブラジル南部の洪水被害発生で短 期上昇地合に。ブラジルでは、当初想定されていたよりも大規模な生産障害が発生した 可能性がある。また、米穀倉地帯では雨がちの天候が続いており、作付け作業の遅れが 警戒される。輸出、圧砕需要がともに低調なため大きく上昇する必要性は乏しいが、米 穀倉地帯の天候リスクが維持されている間は、直近高値水準までの上昇リスクを抱え る。天候が安定すると逆に下振れリスクが高まる天候相場型の展開になる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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