<金> NY金6月限は米利下げ着手観測を受けて浮上したものの、4月12日に付けた一代 高値2448.80ドルに近づくなか伸び悩みに転じている。 4月の米雇用統計を受けて米雇用情勢が軟化に向かっているとの見方が強まったこと に加え4月米消費者物価指数(CPI)が伸び悩んだことで利下げ着手観測が一段と高 まりを見せている。 CMEのFedwatchによると9月利下げ着手を見込んでいる比率は68.4% に達している。 今回のCPIではサービス部門が依然として高水準を維持しており、実際にCPIが 鈍化傾向を維持できるかどうかはまだ様子を見る必要があると見られ、6月の利下げ着 手の可能性は低いながら、市場は早くも9月利下げ着手を織り込んだ形となっている。 また、利下げ着手がさらに先に延びたとしても高金利が米経済に与える影響が懸念さ れることから、金市場にとっては利下げ着手、利下げ着手の先延ばしのどちらも買い支 援要因として意識される状況が続いている。 2400ドルに近づいたことで買い警戒感が強まっているが、強気要因が目立ってい ることから2400ドル前後で堅調で推移が想定される。 <銀> NY銀7月限は15日にこれまでの高値だった4月16日の2937セントを上抜い たことで弾みがつき2999セントまで浮上。続く16日には3010.5セントを記 録する強い足取りとなっている。 米利下げ着手観測を背景としたドル売り観測が買いを支援しているほか、金の高止ま りも強気材料となっている。 3000セント台に達したことで目先の上げ一巡の様相を強めているが、買い支援材 料が意識されるなか、2900セントを下値支持線にしての底意の強い足取りが見込ま れる。 <白金> NY白金7月限は今月10日に目先の上値抵抗線となっていた1000ドルを上抜い た後は強い足取りを継続し、16日には1091.10ドルまで浮上。 米国の雇用情勢軟化傾向とこれを受けた米利下げ着手観測が買いを支援する要因にな っている。 昨年5月以来の水準まで浮上したことで目先の買い一巡感が強まっていると見られ、 目先は高値圏でのもみあいで運ばれることになりそう。 <パラジウム> 他貴金属の上昇に連動する動きを見せながらも1000ドルを上抜いたところで反落 に転じており上値の重さが感じられる動きとなっている。 独自の要因に乏しいなか、1000ドルを前後する足取りが想定される。 MINKABU PRESS
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