CFTC大口投機資金動向(5/14時点):金買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における5月
14日時点の大口投機家の売り越しは252万0989枚となり、前週の253万
1507枚から縮小した。取組高合計は4391万0120枚となり、前週から
49万7399枚(1.2%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.9%増、債券
合計が1.3%増、為替合計が0.1%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
2.5%増、エネルギー合計は1.1%減、金属合計は2.4%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って買い越しを縮小、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。
為替は新規買いが新規売りを上回って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、4月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化し、米連邦準備理事会(F
RB)の利下げ期待が高まった。CMEのフェドウォッチでは、米FRBは9月以降、
年2回の利下げを織り込んでいる。ただ米金融当局者の利下げに慎重な姿勢に変わりは
ない。今後発表される経済指標を確認したい。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が12万6182枚売り越し(前週13万
4922枚売り越し)、ユーロは1万7155枚買い越し(同4590枚買い越し)、
英ポンドは2万0075枚売り越し(同2万1813枚売り越し)となった。ユーロは
新規買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油は手じまい売りに上値を抑えられたが、ドライブシーズンの需要
増加期待を受けて押し目を買われた。貴金属市場では、金が米消費者物価指数(CP
I)の伸び鈍化やドル安を受けて急伸し、4月12日以来の高値2419.07ドルを
付けた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が20万3043枚買い越し(前
週21万5444枚買い越し)に縮小した。手じまい売りが買い戻しを上回った。ニュ
ーヨーク金は20万4496枚買い越し(同19万9567枚買い越し)、ニューヨー
ク・プラチナは2万4447枚買い越し(同1万3660枚買い越し)に拡大した。金
は新規買いが新規売りを上回り、プラチナは新規買い、買い戻しが入った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが224枚買い越し(前週3万1354枚売り
越し)に転じ、大豆は6万5975枚売り越し(同6万0048枚売り越し)に拡大し
た。コーンは新規買い、買い戻しが入り、大豆は手じまい売りが買い戻しを上回った。
前週のコーンは、小麦高につれ高となったが、週間純輸出成約高の減少に上値を抑えら
れた。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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