海外市況サマリー(21日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2024/ 6 2,425.9   -12.6  シカゴ大豆  2024/ 7 1,235.75  -12.25
NY銀     2024/ 7 3,207.8   -34.8  シカゴコーン 2024/ 7   458.00  - 2.50
NYプラ    2024/ 7 1,060.9   - 2.8  NY原油   2024/ 7    78.66  - 0.64
NYパラ    2024/ 6 1,030.30  -1.30  ドル・円               156.19  - 0.10
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。シカゴ大豆・コーンは暫定値。
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◎NY外為=ドル円は156.20円水準で推移
 ドル円はやや売りが優勢となり、一時155円台に下落する場面も見られた。手掛か
り材料に乏しい中で全体的に様子見の雰囲気が強まる中、米国債利回りが低下していた
ことでドル円も戻り売りに押された模様。ただ、156円台は維持した。
 本日はウォラーFRB理事とボスティック・アトランタ連銀総裁の発言が伝わった
が、ウォラー理事は利上げには否定的な見解を示したものの利下げには良好なインフレ
あと数カ月必要との認識を示していた。ボスティック総裁は第4四半期の利下げの可能
性に言及。インフレが今後も緩やかに鈍化するとの見方を改めて表明していた。FOM
C委員の利下げに慎重な発言に対する市場の反応も一巡して来ているのか、本日は利回
りとドル円は下げの反応を見せていたようだ。
 ドル円は前日に156円台を回復しているが、以前ほどの上値追いの勢いはいまのと
ころないようだ。しかし、テクニカル的には中期的な上昇基調は維持されているとの指
摘があった。
◎NY貴金属=総じて反落、FOMC議事録公表控え利食い売り先行
ニューヨーク金、銀は反落。
 金6月限は反落。時間外取引では、ドル建て現物相場の下落から売り優勢となり、終
盤に入って13ドル超の下落で推移。日中取引では、ウォラーFRB理事から利上げに
は否定的な見解が示されたものの、利下げには良好なインフレあと数カ月必要との認識
を示す発言があるなか、序盤は下値を切り上げる場面があった。しかし中盤にかけて軟
調な展開となった。22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録の公表を控え
ており、利食い売り先行もようとなった。
 銀7月限は、反落。時間外取引から前日の暴騰に対する修正安となり、終盤、50セ
ント近い下落で推移。日中取引で押し目買いで下げ幅を縮小して引けた。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが総じて小幅続落、パラジウムは小反落。
 プラチナ7月限は小幅続落。時間外取引では、金、銀の反落から売り優勢も1040
ドル水準では押し目買い意欲が強く、1050ドル台後半に戻し、終盤は5ドル超の下
落で推移。日中取引では、利食い売りと押し目買いが交錯したが、小幅安で引けた。
 パラジウム6月限は小幅安。時間外取引では終盤、小高く推移。日中取引では貴金属
市場全体の修正安ムードから売り優勢となったが、下値は堅く小幅安で引けた。
◎LME=アルミは続伸、銅・ニッケルは欧米株の頭重い動きで反落
 アルミ3カ月物は続伸。2628ドルと小安く取引を開始した後のアジアの時間帯は
転売が膨らんで値を落とし、一時は2607ドルの安値を記録した。安値を離れた後も
アジア株安が重石となって上値を抑制される足取りが続いていたが欧州の時間帯以降は
終盤にかけて上値を探りとなり、22年6月以来の高値となる2765.50ドルまで
上伸となった。他非鉄貴金属の頭重い動きを受けた利食い売りで上げ幅を縮小したが、
2700ドル台は維持して引けを迎えた。
 銅3カ月物は反落。最高値更新となった前日の流れを引き継いで買いが先行となり、
1万0955.50ドルで取引を開始。その後も1万1038ドルまで浮上する動きが
見られたが、前日の高値1万1104.50ドルには届かず。アジア株安をきっかけに
転売が膨らんで下値を探る足取りを展開。一時1万0768ドルまで下落したところで
買い戻す動きが広がったが、欧米株式市場の冴えない足取りや金・原油の軟調な足取り
が戻り待ちの売りを誘ったことで引けにかけて再び値位置を切り下げ、小幅安で終え
た。

◎NY原油=続落、米国の利下げ開始時期は依然として不透明
 ニューヨーク原油の期近は続落。
 高水準の米政策金利が当面続く見通しで、物価高や金利負担が米経済を圧迫するリス
クが意識された。ボスティック米アトランタ連銀総裁は今年10−12月期に利下げを
開始できる可能性が高いと述べたほか、ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事
も「データの裏付けがあれば年末の利下げを検討し得る」との認識を示したが、昨年末
のパウエルFRB議長の利下げ示唆以降、待ちぼうけを強いられているなかで、米金融
当局者の物価見落としには不信感が強い。
 改質ガソリンの期近は続落、ヒーティングオイルの期近は反落。原油安が重しとなっ
た。
◎シカゴ大豆・コーン=作付進展で大豆は期近が大幅反落、コーンは軒並み反落
 大豆は期近2本は大幅反落も他は小幅まちまち。
 前日日中取引終了後に発表された作柄報告で、米産地での順調な作付が確認出来たこ
とが弱材料視されて転売が入った。ただ、以前としてブラジルおよびアルゼンチンから
の供給が警戒されたことで下値は支えられ、一部限月は買い優勢で運ばれた。
 コーンは軒並み反落。
 ロシアおよびウクライナでは乾燥と低温による小麦の生育被害が警戒され、これが
小麦価格を引き上げる背景となったが、コーンは米産地では遅れ気味ながら前週から
21%も作付が進展したことが弱材料視されて売り優勢となった。特に荒天が伝えられ
ながらも作付け率が上昇していたことで、今後の降雨に対する懸念も和らいだと見られ
る。また、金、原油と他商品市場の軟調な足取りも重石となった。
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