【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。プラチナはニューヨーク安を 受けて売り優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の押し目を買われたこ とを受けて期先3本が小幅高となった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが20円安〜13円高、プラチナミニ が55.5円安〜44.5円高、プラチナスポットが39円高、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが1万1078枚、プラチナミニが692 枚、プラチナスポットが2190枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。米新規失業保険申請件数で労 働市場の堅調が示され、5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は予想以上 に上昇した。一方、イエレン米財務長官は、イタリアのストレーザで開く主要7カ国 (G7)財務相会合で中国の過剰生産能力に対する懸念とG7の対応について協議する と述べた。中国の政策が変わらなければ、G7が安価な中国製品の大量流入で打撃を受 けるとの認識を示した。25日の会議終了後に共同声明を発表する。 プラチナ先限は5127円まで下落したのち、小幅高に転じた。ニューヨーク安が圧 迫要因になった。円相場は1ドル=157円台前半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1019.72ドルから、ドル高一服 を受けて押し目を買われた。 午前11時現在、プラチナは1023.38ドル、パラジウムが972.87ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1024.50ドル、パラジウムが 987.49ドル。 MINKABU PRESS
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