[今日の視点]貴金属=金が続落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が続落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優勢
となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調とな
ろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は1.19ドル高の
2340.08ドル、銀が7セント高の3057セント、プラチナが5.60ドル高の
1028.40ドル、パラジウムは8.49ドル安の967.81ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=156.93/95円で、前営業日の
大引け時点から0.08円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1810円前後、銀は152.5円前後、プラチナ
は5170円前後、パラジウムは5100円前後。
【NY金は手じまい売りが圧迫】
 金は前週末の海外市場では、インフレ期待低下が支援要因になったが、米連邦準備理
事会(FRB)の年1回の利下げ見通しに変わりはなく、手じまい売りが出た。
 金は米連邦準備理事会(FRB)の年1回の利下げ見通しに変わりはないことが圧迫
要因になった。5月の米ミシガン大消費者信頼感指数確報値は69.1と速報値の
67.4から上方改定されたものの、5カ月ぶりの低水準となった。4月は77.2だ
った。1年先の期待インフレ率は3.3%と速報値の3.5%から低下。5年先の期待
インフレ率も3.1%から3.0%に低下した。ドル安に振れたが、米耐久財受注が予
想外に増加しており、米FRBの年1回の利下げ見通しに変わりはなかった。4月の米
耐久財受注は前月比0.7%増だった。市場予想の0.8%減に反して増加し、第2四
半期序盤に企業の設備投資が回復したことを示唆した。
 イタリア北部ストレーザで開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で
中国の過剰生産能力による輸出拡大が主要議題として議論された。声明で「中国の非市
場的な政策や慣行の包括的利用について懸念を表明する。今後も過剰生産能力の潜在的
な悪影響を監視し、世界貿易機関(WTO)の原則に沿って公平な競争条件を確保する
ための措置を講じることを検討する」とした。中国の対応を確認したい。

 銀はきのうの海外市場では、金の戻りを売られたことを受けて上げ一服となった。
【プラチナはインフレ期待低下によるドル安が支援】
 プラチナは前週末の海外市場では、インフレ期待低下によるドル安を受けて買い優勢
となった。
 プラチナはインフレ期待低下によるドル安が支援要因になった。5月の米ミシガン大
消費者信頼感指数確報値で1年先の期待インフレ率は3.3%と速報値の3.5%から
低下。5年先の期待インフレ率も3.1%から3.0%に低下した。米連邦準備理事会
(FRB)の年1回の利下げ見通しに変わりはなかったが、ドル安に振れたことが支援
要因になった。一方、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で中国の過剰生産
能力が批判されており、中国の対応を確認したい。
<今日の予定>
●英国(スプリング・バンク・ホリデー)、米国(戦没将兵追悼記念日)
・中国工業利益 2024年4月(国家統計局)
・独景況感指数 2024年5月(ifo)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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