貴金属は、続伸して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の上昇を受けて買い 優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の上昇を受 けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は9.44ドル高の 2351.86ドル、銀が81セント高の3159セント、プラチナが6.99ドル高 の1053.97ドル、パラジウムは9.68ドル高の991.31ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=156.91/93円で、前営業日の 大引け時点から0.11円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1897円前後、銀は159.0円前後、プラチナ は5310円前後、パラジウムは5000円前後。 【金は英米休場も安値拾いの買い】 金はきのうの海外市場では、英米市場が休場となったが、安値拾いの買いが入って堅 調となった。 金は安値拾いの買いが支援要因になった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測 が後退したが、年1回の利下げが見込まれており、安値拾いの買いが入った。またイス ラエルのラファ空爆による中東情勢の先行き不透明感で地政学的リスクが意識されるこ とも下支えになった。さらにイスラエルとエジプトの部隊がラファ近郊で衝突し、エジ プトの兵士1人が死亡した。国境管理の行方も確認したい。 5月の独IFO業況指数は89.3で前月から変わらずだった。4カ月連続の改善を 見込んだ市場予想(90.4)を下回った。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの ビルロワドガロー仏中銀総裁は独紙ベルゼン・ツァイトゥングに対し「サプライズがな い限り、6月の最初の利下げは確定しているが、その後はある程度の自由度がある」と 指摘。「7月にすでにコミットすべきとは言わないが、タイミングとペースについては 自由度を維持しておきたい」と述べた。 銀はきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 【プラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米連邦準備理事会(FRB)の利下 げ観測が後退したが、利上げ見通しに変わりはなく、ドル安が再開した。またイスラエ ルのラファ空爆で地政学的リスクが意識され、金に安値拾いの買いが入った。一方、中 国の貿易慣行を主要7カ国(G7)が批判したことを受け、G7が主張する過剰生産能 力の脅威は誇張されていると中国政府が反論した。米国が関税引き上げを発表してお り、今後の行方を確認したい。 <今日の予定> ・米ケース・シラー住宅価格指数 2024年3月(S&P) ・米消費者信頼感指数 2024年5月(カンファレンスボード) MINKABU PRESS 東海林勇行
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