[今日の視点]貴金属=続伸、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて買い優
勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて
堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は12.72ドル高
の2360.10ドル、銀が52セント高の3206セント、プラチナが4.90ドル
高の1058.00ドル、パラジウムは9.01ドル安の981.81ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=157.22/24円で、前営業日の
大引け時点から0.42円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1954円前後、銀は162.0円前後、プラチナ
は5350円前後、パラジウムは5000円前後。
【NY金は押し目買いで堅調】
 金はきのうの海外市場では、押し目買いが入って堅調となった。
 金は押し目買いが入って堅調となった。ニューヨーク市場では週明けのドル安を受け
て安値拾いの買いが入った流れを引き継いだ。ただ5月の米消費者信頼感指数は
102.0と、4月の97.5(前回発表の97.0から上方改定)から上昇した。市
場予想の95.9に反し、4カ月ぶりに上昇に転じた。12月先のインフレ期待は
5.4%と、4月の5.3%から上昇した。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、
米金融当局の政策スタンスは景気抑制的だが、追加利上げの可能性を完全に排除したわ
けではないとの考えを示した。31日に発表される4月の米個人消費支出(PCE)デ
フレータでインフレ高止まりが示されると、上値を抑える要因になるとみられる。CM
Eのフェドウォッチで、米連邦準備理事会(FRB)は年1回の利下げ見通しとなって
いる。
 イスラエル軍が実施したパレスチナ自治区ガザ最南部ラファ北西部への空爆に伴う火
災により40人以上の民間人が死亡した問題で、イスラエル軍のハガリ報道官は、攻撃
の標的となった施設の近くに保管されていた弾薬に引火した可能性があると述べた。ま
たイスラエル軍の戦車数台がラファ中心部に初めて到達しており、引き続き戦闘の行方
を確認したい。

 銀はきのうの海外市場では、金堅調につれ高となった。
【プラチナは金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、金堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナは金堅調が支援要因になった。米消費者信頼感指数でインフレ期待が上昇し
たことや米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が追加利上げの可能性を示したことには
反応薄く、テクニカル要因の買いが入って上値を伸ばした。ただ米連邦準備理事会(F
RB)は年1回の利下げ見通しに変わりはなく、31日に発表される4月の米個人消費
支出(PCE)デフレータ次第で戻りを売られる可能性がある。
<今日の予定>
・独消費者物価指数 2024年5月速報(連邦統計庁)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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