貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優勢 となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて堅 調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は17.61ドル安 の2325.84ドル、銀が58セント安の3048セント、プラチナが9.91ドル 高の1035.51ドル、パラジウムは40.04ドル安の909.32ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=157.26/28円で、前営業日の 大引け時点から0.34円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1800円前後、銀は157.0円前後、プラチナ は5250円前後、パラジウムは4800円前後。 【NY金は米インフレ鈍化期待も手じまい売りが圧迫】 金は前週末の海外市場では、米個人消費支出(PCE)の伸び鈍化を受けてドル安と なったが、手じまい売りが出て軟調となった。 金はインフレ鈍化に対する期待感も手じまい売りが圧迫要因になった。4月の米個人 消費支出(PCE)デフレータは前年比2.7%上昇し、伸びは3月から横ばいと予想 通りとなった。ただPCEは前月比0.2%増と3月の0.7%増から鈍化した。実質 PCEは0.1%減。消費者支出の減少でインフレが抑制される可能性が出た。今週は 5月の米雇用統計の発表があり、労働市場に対する見方を確認することになりそうだ。 米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、5月28日時点のニュ ーヨーク金の大口投機家の買い越しは23万6585枚となり、前週の22万9806 枚から拡大した。 バイデン米大統領は、イスラエルの新たな停戦案を明らかにし、イスラム組織ハマス に対して同意するよう呼びかけた。イスラエルは、交渉担当者にガザ停戦合意を提示す る権限を与えたとし、「人質全員の帰還とハマスの軍事、政治力の破壊を含む全ての目 標が達成されるまで戦争は終結しない」と表明した。イスラエルが恒久的な停戦に同意 することはあり得ないとの見方もあり、今後の交渉の行方を確認したい。 銀は前週末の海外市場では、ドル安が支援要因になる場面も見られたが、金反落につ れ安となった。 【プラチナはドル安や米インフレ鈍化期待が支援】 プラチナは前週末の海外市場では、ドル安やインフレ鈍化期待を受けて堅調となっ た。 プラチナはドル安や米インフレ鈍化期待が支援要因になった。4月の米個人消費支出 (PCE)デフレータは前年比2.7%上昇し、伸びは3月から横ばいと予想通りとな った。ただPCEは前月比0.2%増と3月の0.7%増から鈍化した。消費者支出の 減少でインフレが抑制される可能性が出た。今週は5月の米雇用統計の発表があり、労 働市場に対する見方を確認したい。 <今日の予定> ●ニュージーランド(女王誕生日) ・中国製造業購買担当者景況指数 2024年5月(財新) ・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年5月確報(Markit) ・米製造業景況指数 2024年5月(ISM) MINKABU PRESS 東海林勇行
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