CFTC大口投機資金動向(6/25時点):金・原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における6月
25日時点の大口投機家の売り越しは330万9784枚となり、前週の325万
0195枚から拡大した。取組高合計は4249万4284枚となり、前週から177
万2105枚(4.0%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が23.7%減、債
券合計が3.0%減、為替合計が0.70%減となった。商品市場の取組高は、穀物合
計が3.1%減、エネルギー合計は0.3%減、金属合計は2.5%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で買い戻しが手じまい売
りを売り越しを縮小、債券で新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小した。為替
は新規買いが新規売りを上回って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、カナダやオーストラリアのインフレ加速を受けて米国債の利回りが上昇した
が、米個人消費支出(PCE)デフレータでインフレ鈍化が示されると、米連邦準備理
事会(FRB)の利下げ観測が戻った。今週は6月の米雇用統計の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が17万3900枚売り越し(前週14万
7753枚売り越し)、ユーロは8431枚売り越し(同7951枚買い越し)、英ポ
ンドは4万4048枚買い越し(同4万7621枚買い越し)となった。ユーロは手じ
まい売り、新規売りが出て売り越しに転じた。

 商品市場では、原油がイスラエルとヒズボラの緊張の高まりが支援要因になったが、
米連邦準備理事会(FRB)の高金利維持の見方に上値を抑えられた。貴金属市場で
は、金が米国債の利回り上昇が圧迫要因になったが、弱気の米経済指標を受けて下げ一
服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が27万1245枚買い越し(前
週24万6849枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨー
ク金は24万6229枚買い越し(同24万3084枚買い越し)、ニューヨーク・プ
ラチナは2万0603枚買い越し(同1万5864枚買い越し)に拡大した。金、プラ
チナともに買い戻しが手じまい売りを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが16万9783枚売り越し(前週7万
6711枚売り越し)、大豆は11万1179枚売り越し(同7万4302枚売り越
し)に拡大した。コーン、大豆ともに手じまい売り、新規売りが出た。前週のコーン
は、米産地の気温低下観測や米国産の作付面積、全米四半期在庫ともに弱気な内容とな
ったことを受けて売り優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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