[今日の視点]貴金属=金は反発、現物高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の上昇と円安を
受けて買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を
受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は7.18ドル高の
2331.45ドル、銀が30セント高の2942セント、プラチナが14.40ドル
安の981.20ドル、パラジウムは4.07ドル安の977.64ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=161.43/45円で、前営業日の
大引け時点から0.48円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万2130円前後、銀は155.1円前後、プラチナ
は5100円前後、パラジウムは4800円前後。
【NY金はドル高が圧迫も買い戻される】
 金はきのうの海外市場では、米国債の利回り上昇や米ISM製造業景気指数発表後の
ドル高が圧迫要因になったが、売り一巡後は下げ一服となった。
 金は米国債の利回り上昇や米ISM製造業景気指数発表後のドル高が圧迫要因になっ
た。6月の同指数は48.5と5月の48.7から低下し、節目となる50を3カ月連
続で下回った。市場予想は49.1。CMEのフェドウォッチで、米連邦準備理事会
(FRB)の9月の利下げ確率が上昇したが、米国債の利回り上昇からドルが買い戻さ
れた。米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、物価圧力が米FRBの目標とする水
準に向け緩やかに緩和すると引き続き確信していると述べた。
 イスラエルのカッツ外相は、イスラエル軍が親イラン民兵組織ヒズボラとの戦闘でレ
バノンに本格的に地上侵攻すれば「壊滅的な戦争になる」と表明したイランに対し、
「破壊の脅威をもたらす勢力は破壊するに値する」と対抗した。全面戦争に対する懸念
を受けて原油高となっており、中東情勢の行方を確認したい。
 銀はきのうの海外市場では、米国債の利回り上昇やドル高に上値を抑えられたが、買
い戻されて下げ一服となった。
【プラチナは米国債の利回り上昇やドル高が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、米国債の利回り上昇や米ISM製造業景気指数発
表後のドル高を受けて売り優勢となった。
 プラチナは米国債の利回り上昇や米ISM製造業景気指数発表後のドル高が圧迫要因
になった。同指数は低下したが、米国債の利回り上昇を受けてドルが買い戻された。ニ
ューヨークのプラチナETF(上場投信)から投資資金が流出していることや、上海プ
ラチナの出来高減少で中国勢が高値での買いを見送ったことも上値を抑える要因であ
る。
<今日の予定>
・ユーロ圏消費者物価指数 2024年6月速報(EUROSTAT)
・ユーロ圏雇用統計 2024年5月(EUROSTAT)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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