ゴム午前=急落、上海ゴムの大幅安を受け12月限は直近安値を下抜く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、急落。寄り付きは、上海夜間が大幅安となったことを嫌気して、
大きく水準を引き下げる限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが安値圏
で推移していることや、産地安から期近が軟化したことを受けて、下げ幅を拡大してい
る。活発限月の12月限は、6月19日の安値324.8円を下抜き、一時321.6
円まで下落した。TSR20は出来ず。

 午前11時40分現在のRSS3号は前営業日比10.2〜7.5円安。活発限月の
12月限は同8.2円安の322.0円、期先25年6月限は出来ず、推定出来高は
1220枚(前日夜間取引含む)。

【12月限が直近安値を下抜く】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海安を手掛かりに急落している。活発限月の
12月限は、一時321.6円まで下落し、6月19日の安値324.8円を下抜い
た。目先、節目の320円の攻防になりそうだ。
 12月限は320円以下の水準の取組高は少ないとみられる。このため、同水準を割
り込むと、下げが加速する可能性があるので注意したい。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が10月限のみ約定し、1.6セント安。TSR2
0は売りが優勢となり、1.7〜1.3セント安。
  0
 上海ゴムは概ね上昇。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営
業日比295元安の1万4750元で推移している。

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