JPXゴムRSS3号は、戻りの鈍い展開となりそうだ。寄り付きは、上海夜間が小 幅高となったことや、ドル・円がやや円安に振れていることを受けて、しっかりと推移 した。だが、その後はやや伸び悩みを見せている。 今日のJPXゴムRSS3号は、上値の重い展開となりそうだ。活発限月の12月限 は、寄り付き直後に322.5円まで上昇したが、同水準で上値が重くなると、320 円台に押し戻されている。 12月限は3日から8日までの4日連続陰線となり、18.9円もの下落となった。 昨日は、この下落に対する自律反発場面となったが、産地相場の軟調地合いが続いてい ることから、戻りは叩かる可能性が高そうだ。目先、9日の安値315.5円を試しそ うだ。 上海ゴムの中心限月の9月限は8日、一時1万4515元まで下落した。節目の1万 4500元割れは回避されたことから、9日は戻り場面となった。ただ、9日の日足は 上ヒゲが長く実体の短い陽線であり、上値の重さがみられる。今日、日中取引の上海ゴ ムが軟化すれば、JPXゴムRSS3号の売り圧力が強まるだろう。 午前9時32分時点の円相場は1ドル=161.39円付近で推移している。 午前9時32分時点のゴムRSS3号活発限月の12月限は同1.5円高の321. 1円。今日の日中、予想される12月限のレンジ315.0〜325.0円前後。 今後一週間先までのRSS3号12月限の予想レンジは310.0〜330.0円。 テクニカルからの下値支持線は315.0円(節目)、上値抵抗線は325.0円(節 目)。 MINKABU PRESS
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