7月雇用統計を受けて、金相場は過去最高値を更新している。非農業部門就業者数は 前月比11.4万人増に留まっている。また、過去過去2ヵ月分についても合計で 2.9万人下方修正されている。失業率は4.1%から4.3%まで上昇している。米 労働省はハリケーン襲来の影響を否定しているが、異常値である可能性は想定しておく 必要がある。一方で、これが急激な利上げ効果の影響であれば、米金融政策見通しは大 きく変わる。ディスインフレの利下げに留まらず、雇用対策の利下げも求められること になるためだ。1ヵ月の統計に過剰な反応は不要だが、8月雇用統計でも失業率の上昇 が止まらないといった動きがみられると、利下げペースの加速と景気減速の織り込み が、金相場の上昇トレンドを一段と強固なものにする見通し。引き続き警戒されるの は、過度のリスクオフ化によるキャッシュ化の投げ売りが再開される展開になる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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