ゴム週間展望=1月限はレンジ相場を形成か、産地相場が上げ一服、

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [8月19日からの展望]
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     週間高低(カッコ内は日付)         8月12日〜8月16日
<国内>         始 値     高 値       安 値      帳入値     前週比
 25年01月限      322.8      329.9(16)    320.0(13)    328.9      +  6.9
 RSS先限      323.0      325.0(16)   323.0(13)     325.0      +  2.0
 TSR20    262.0      265.0(16)    259.0(14)    265.0      + 10.0
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 148.94円  前週末比 1.84 円安
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【前週までのレビュー】産地の天候不安を織り込む動きから、買いが先行し、活発限月
の1月限は節目の330円を試すとした。
【1月限は上げ一服か】
 JPXゴムRSS3号は、買いが優勢となっている8〜9月にラニーニャ現象が発生
する可能性が高まっており、産地価格が上昇していることが背景にある。実際にラニー
ニャ現象が発生すれば、多雨による生産障害の可能性がある。ただ、タイ南部の天然ゴ
ム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格をみると、85バーツ目前で切り返さ
れている。また、上海ゴムもチャートポイントでの攻防となっている。産地相場の上昇
が止まり、上海ゴムが反落するようなら、JPXゴムRSS3号の活発限月1月限も上
げ一服となり、320〜330円前後のレンジ取引となりそうだ。
【上海ゴムの1万6000元の攻防に注目】
 上海ゴムが戻りを試している。中心限月の1月限は、7月31日に1万5140元ま
で下落した。だが、8月に入り反発となっており、16日に1万6185元まで上昇し
た。ただ1月限の1万6000元台の値動きに注意したい。8月13日に1万6105
元まで上昇したが、同日の終値は1万6015元となった。翌14日も1万6030元
まで水準を引き上げたものの、終値は1万5875元といずれも戻り売りを浴びてい
る。6月7日の高値から7月31日の安値までの半値戻し水準が1万6220元台に位
置していることもあり、1万6000元超では戻り売り圧力が強い。同水準で切り返さ
れるようなら、目先、売りが先行するとみる。
【中国鉱工業生産は減速】
 15日に中国国家統計局から発表された、7月の中国鉱工業生産は、前年同月比5.
1%上昇となった。市場予想の5.2%上昇を下回ったうえ、伸び率は前月の5.3%
から鈍化した。また、同時に発表された1〜7月の不動産開発投資は前年同期比10.
2%減、新築販売面積も同18.6%減となっており、マンションなどの販売不振か
ら、新規の不動産開発は低迷している。中国政府は、不動産不況を受けて、5月に在庫
の買い取りなどの新たな施策を講じたが、その効果は限られているようだ。中国の景気
回復が遅れれば、ゴム相場にとっても弱材料となる。なお、同時に発表された7月の小
売売上高は、同2.7%の上昇となり、市場予想の2.5%、前月の2.0%をともに
上抜いた。
【東京ゴム活発限月の1月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の1月限は、買いがやや優勢となっている。7月からの値
動きをみると、2日に334.0円まで上昇したが、335円手前では戻り売り圧力は
強かったうえ、上海ゴムがレンジから下放れたことを受け、9日に316.7円まで水
準を引き下げた。11日は329.0円まで戻したが、330円の手前で切り返される
と、振幅を繰り返しながら上値・下値を切り下げ、8月6日に309.9円まで下落し
た。ただ、同水準で支持されると、産地高や上海高を背景に地合いを引き締め、16日
の午前中には329.9円まで上昇した。
買いが継続すれば、節目の330円が最初の関門。330円台乗せとなれば、7月2日
の高値334.0円や節目の340円を意識した展開となる。一方、売りが先行すれ
ば、節目の320円付近が支持になる。同水準を割り込むと、売り圧力が強まり、節目
の315円や6日の安値309.9円を試すことになりそうだ。
【今週の注目ポイント】
 JPXゴムRSS3号は、引き続き、産地相場に注目したい。産地相場は、7月12
日以降、天候不順懸念を背景に、水準を引き上げていた。7月下旬は上げ一服なった
が、8月に入り、再び上昇していた。ただ、現状は、節目の85バーツ手前で足踏みと
なっている。産地価格が伸び悩むようなら、JPXゴムRSS3号の上昇も一服となり
そうだ。
【相場予想レンジ】
 8月19〜23日のJPXゴムRSS3号1月限の中心レンジ予想は305〜340
円。テクニカルの支持線は320.0円(節目)、抵抗線は334.0円(7月2日高
値)。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
19日 機械受注 2024年6月(内閣府)
    英住宅価格指数 2024年8月(ライトムーブ)
    米景気先行指数 2024年7月(カンファレンスボード)
20日 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
    独生産者物価指数 2024年7月(連邦統計庁)
    ユーロ圏国際収支 2024年6月(ECB)
    ユーロ圏消費者物価指数 2024年7月確報(EUROSTAT)
21日 貿易収支 2024年7月速報(財務省)
    米FOMC議事録公表 7月30-31日(FRB)
22日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年8月速報(Markit)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年8月速報(Markit)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米中古住宅販売統計 2024年7月(全米不動産協会)
23日 消費者物価指数 2024年7月(総務省)
    上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
    米新築住宅販売 2024年7月(商務省)
    建玉明細報告(CFTC)
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