海外市況サマリー(21日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2024/12 2,547.5   - 3.1  シカゴ大豆  2024/11   981.50   +5.50
NY銀     2024/ 9 2,953.5   + 1.6  シカゴコーン 2024/12   398.25   +0.25
NYプラ    2024/10   973.3   +17.7  NY原油   2024/10    71.93   -1.24
NYパラ    2024/ 9   941.10  +26.10 ドル・円              145.21   -0.04
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は一時144円台半ばまで急落も145円台前半に戻す
 NY為替市場はドル売りが加速し、ドル円は一時144円台半ばまで下落した。金曜
日のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を前に本日は米雇用者数の年次改
定値とFOMC議事録が公表されていた。
 米労働統計局(BLS)が3月までの1年間の米雇用者数の基準改定値(速報)を公
表。エコノミストからは、今回は大幅な下方修正になるとの指摘も出ており、市場も注
目していたが、81万8000人の下方修正となった。下方修正幅は2009年以来の
大きさ。一部には100万人の下方修正を見込む声も出ていたが、そこまで大幅ではな
いが、下方修正幅は予想の中心よりは大きかった印象。これを受けてドル円は売りを加
速させた。
 午後に前回分のFOMC議事録が公表され、圧倒的多数が9月利下げが適切になりそ
うだと認識していたことが明らかとなった。また、一部からは7月利下げの論拠も示さ
れたという。
 どちらも市場の9月利下げ観測を追認する内容ではあったが、9月利下げについては
すでに完全に織り込まれており、サプライズはない。市場の関心はその後の利下げペー
スに移っているようだ。市場では9月以降毎回のFOMCでの利下げを織り込んでい
る。半分程度の確率でどこかのFOMCでの大幅利下げも織り込んでいる状況。
 やや行き過ぎとの声も出ているが、その意味では金曜日のジャクソンホールでのパウ
エルFRB議長の講演で方向性を確認したい意向のようだ。終盤にドル円は145円台
に戻している。
◎NY貴金属=金は反落、リスク回避が圧迫も押し目は買われる
 ニューヨーク金は反落、銀は続伸。
 金12月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しを
受けて堅調となった。欧州時間に入ると、利食い売りに上値を抑えられた。日中取引で
は、米雇用統計で就業者数が下方改定され、リスク回避の動きが圧迫要因になったが、
手じまい売り一巡後は押し目を買われた。
 銀9月限はリスク回避の動きが圧迫要因になったが、ドル安を受けて押し目は買われ
た。
 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。
 プラチナ10月限は反発。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見
通しを受けて堅調となった。欧州時間に入ると、上げ一服となったが、買い戻し主導で
地合いを引き締めた。日中取引では、米雇用統計で就業者数が下方改定され、リスク回
避の動きに上値を抑えられたが、ドル安を受けて押し目は買われた。
 パラジウム9月限は欧州時間から買い戻し主導で上昇したことを受けて堅調となっ
た。
◎LME=アルミ・ニッケルは反落、銅は押し目買いに支援され反発
 アルミ3カ月物は反落。2482ドルで軟調に取引を開始。アジア株安に加え、米雇
用情勢の下方修正を受けたリスク回避の動きや米株の頭重い動きが弱材料となって売り
融資絵となり一時は2452.50ドルまで軟化。安値を離れた後に2480ドル台ま
で値を戻したがプラスサイドに至ることなく取引を終えた。
 銅3カ月物は反発。9196ドルで軟調に取引を開始。ドルが売られたため、値位置
を切り上げ、9276ドルの高値を付ける場面も見られたが、米雇用情勢の下方修正や
米国の時間帯にドルが買い戻されたことが重石となって上げ幅を縮小。前日、押し目形
成となったが、押し目買いに支援され、前日の下げ幅を上回る上昇となった。

◎NY原油=続落、米雇用の大幅下方修正が重し
 ニューヨーク原油の期近は続落。
 米労働省の労働統計局(BLS)が発表した基準改定値(速報値)で、3月までの
1年間の米雇用者数が81万8000人ほど下方修正されたことが相場を圧迫した。市
場予想の60万人減を上回っており、米雇用環境の悪化や需要の下振れ懸念が強まっ
た。ただ、7月30から31日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事
要旨が公表され、「データが引き続きほぼ予想通りの内容となれば、次回会合での利下
げは適切になる公算が大きいとの考えを大多数が示した」との記述があったことは支援
要因。今週末23日にジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポ
ジウム)で基調講演を行うパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、来月の利
下げ開始を示唆する公算。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油相場に連動した。
◎シカゴ大豆・コーン=大豆は軒並み上昇、コーンは3番限以降が続落
 大豆は軒並み上伸。
 プロファーマーによるクロップツアーではインディアナ州、ネブラスカ州ともに大豆
の着さや数は前年を上回っていたことが明らかとなったが、このところ大口成約の発表
が続き、この日も中国向けを含めた大口成約が発表されたことが買い支援要因となっ
た。

 コーンはまちまち。3番限以降が続落。
 期近2限月はこれまでの下落の後で400セントを割り込んでいることが意識されて
底固い足取りとなったが、2日目となったプロファーマーのクロップツアーの結果報告
でインディアナ州、ネブラスカ州のイールド見通しが共に前年を上回ったことが3番限
以降の重石となり、売り優勢で運ばれた。


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