プラチナ午前=プラチナが反落、NY安や円安一服で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調が下支えになったが、円安一服に上値
を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが82〜50円安、プラチナミニが
66.0〜18.0円安、プラチナスポットが55円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3673枚、プラチナミニが576枚、
プラチナスポットが1066枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】
 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。欧州時間にユーロの戻りを売られ
た。また米中古住宅販売戸数の増加などを受けて米国債の利回りが上昇した。ジャクソ
ンホール会議が始まっており、金融当局者の9月利下げを支持する発言が目立ってい
る。
 プラチナ先限は夜間取引で4416円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は1ドル=146円台前半の円安に振れたが、日銀総裁の発言を受けて円
安が一服した。植田日銀総裁は、今後の金融政策の運営方針について、日銀の経済・物
価見通しが実現する確度が高まれば、金融緩和の調整を行う姿勢は変わらないとの見解
を示した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の947.55ドルから、ドル安を受け
て買い優勢となった。
 午前11時現在、プラチナは951.06ドル、パラジウムが931.82ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが965.71ドル、パラジウムが953.32
ドル。
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