原油の2025年1月限は上昇。ただ、夜間取引で上げは一服している。 米エクソンモービルが発表した見通しが市場参加者に衝撃を与えている。これによる と石油生産量は年間で15%の割合で自然に減少し、国際エネルギー機関(IEA)が 想定する約2倍のスピードで減産が発生する可能性がある。世界のエネルギーミックス がシェールオイルなど「非在来型」の石油や天然ガスにシフトし、従来の油田よりも生 産量がより早く減少するためであるとしている。新規の石油開発や、既存の油田に対す る追加投資がなければ、最初の1年間で最大日量1500万バレルの減産が発生する計 算であり、需給バランスは大幅な供給不足になる。試算では2030年には日量 7000万バレルの供給不足のリスクが指摘されている。 OPECプラスと同様に、米石油大手も投資不足のリスクを声高に主張し始めた。日 量1億バレル消費する世界経済にとって、供給量が日量3000万バレルしかないなら ば、崩壊や恐慌は不可避である。エネルギー投資が見送られる世界はかなり悲惨かもし れないが、市場参加者はこの見通しを直視するのだろうか。 原油1月限の予想レンジは6万6800円から6万7800円、ガソリン先限は8万 0500円から8万1500円、灯油先限は7万9500円から8万0500円。 MINKABU PRESS
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