ゴム週間見通し=活発限月の2月限に過熱感、海外市場の軟化に注意

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【前週までのレビュー】踏み上げを狙った動きがから急伸した。上海ゴムや産地相場も
上昇しているうちは、JPXゴムRSS3号は崩れにくいとした。ただ、産地相場や上
海相場が上げ一服トなった際は、相応の調整場面になるとみた。
【2月限は青天井の様相】
 JPXゴムRSS3号は、急騰している。活発限月の2月限(今号から1月限から2
月限に移行)は、8月26日に一代の高値355.0円を上抜くと、30日の午前中に
380.3円まで上値を伸ばした。26日からの5営業日で約30円の上昇となってお
り、青天井の状況だ。目先、節目の390円や400円を試す可能性がある。ただ、今
回の急騰は、産地相場や上海ゴムの値動きと比較すると、過熱感がある。産地相場は、
伸び悩みをみせた後、再び地合いを引き締めたが、上海ゴムは上値が重くなっている。
また、両市場ともJPXゴムRSS3号のような暴騰している分けではない。JPXゴ
ムRSS3号の急騰は、投機的な色彩が強そうだ。
 産地価格は天候不順からの供給障害を材料に上昇している。ただ、需要に目を移す
と、米国、中国ともに景気減速が懸念されている。このため現状、需給がタイトになっ
てはいない。上海ゴム、もしくは産地相場が上昇している間は、JPXゴムRSS3号
は崩れにくい。だが、市場が供給サイドに注目し、上海ゴム、もしくは産地相場が軟化
を始めると、JPXゴムRSS3号は大幅な調整を強いられる可能性がある。
【上海ゴムの1万7000元の攻防に注目】
 上海ゴムの上値がやや重くなってきた。中心限月の1月限は、7月31日に1万51
40元まで下落した。だが、8月に入り騰勢を強め、8月28日に1万6800元まで
水準を引き上げた。だが、同水準では戻り売りを浴びた。チャート的には、3月18日
の高値1万6925元、6月7日の高値1万7305元、そして、8月28日の高値1
万6800元で三尊天井を形成する可能性がある。1月限は、7月31日安値から16
60元上昇したが、天然ゴム需給は、ひっ迫はしていないだけに、上げが止まった場合
は注意が必要だろう。
【東京ゴム活発限月の1月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の2月限は急騰した。8月からの値動きをみると、8月6
日に310.5円まで下落した。ただ、同水準で支持されると、産地高や上海高を背景
に地合いを引き締め、20日には終値ベースで330円を突破した。21日から買いが
加速し、26日に6月10日に付けた一代の高値355.0円を突破すると、さらに上
げ足を速め、30日の午前中に380円目前まで急騰している。
 買いが継続すれば、節目の380円を終値ベースでしっかり上抜くことが重要とな
る。これに成功すれば、節目の390円や400円を意識した展開となる。一方、反落
となれば、節目の370円付近が支持になる。同水準を割り込むと、6日線がある36
4円台や節目の360円を試すことになりそうだ。
【今週の注目ポイント】
 上海ゴムに注目したい。上海ゴムの中心限月1月限は、28日に1万6880元まで
上昇後、伸び悩みをみせている。上海ゴムが反転となれば、JPXゴムRSS3号にと
っても買い方の手じまい材料となりそうだ。
【相場予想レンジ】
 9月2〜6日のJPXゴムRSS3号1月限の中心レンジ予想は350〜400円。
テクニカルの支持線は360.0円(節目)、抵抗線は390.0円(節目)。
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