【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが急伸。ニューヨーク高と円安を受けて買 い優勢で始まった。その後は、円安が進んだが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を 抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時1分現在の前営業日比は、プラチナが115〜153円高、プラチナミニ が111.0〜171.5円高、プラチナスポットが180円高、パラジウムが出来 ず。 午前11時1分現在の出来高は、プラチナが1万1540枚、プラチナミニが947 枚、プラチナスポットが4402枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは金の押し目買いにつれ高】 プラチナは金に押し目買いが入ったことが支援要因になった。中東情勢に対する懸念 を受けてリスク回避の動きも出たが、ニューヨーク市場で金に押し目買いが入った。予 想以上の全米雇用報告を受けてドル高に振れたが、プラチナの下値は限られた。一方、 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、ユーロ圏のインフレ率はECB が目標とする2%に向けて低下する可能性が高まっていると述べた。 プラチナ先限は4746円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になっ た。円相場は1ドル=147円台前半まで円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1009.90ドルから、ドル高を受 けて軟調となった。 午前11時現在、プラチナは1002.30ドル、パラジウムが1011.80ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが989.17ドル、パラジウムが 1000.41ドル。 MINKABU PRESS
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