NY金・銀市況=金が続落、米国債の利回り上昇やドル高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/12)  2640.7     2642.9      2622.8      2626.0     -  9.4
          (25/ 2)  2663.6     2665.2      2646.7      2648.8     -  9.4
   銀     (24/12)  3086.0     3100.5      3043.5      3067.0     +  7.0
         (25/ 3)  3125.5     3140.5      3085.0      3107.4     +  7.0
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           145,910       245,956       520,316        (-  6,506)
  銀           53,997       100,083       142,839        (-  2,933)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,512.00  + 431.63
     前日  148.17/19   1.0979/81   ・ナスダック         18,291.62  + 108.70
     本日  149.32/34   1.0940/42   ・10年米国債利回り      4.06  +   0.05
・NY原油  (24/11)   73.24 - 0.33  ・SPDR保有金残高    876.26      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は続落、銀は反発。終値の前日比は金は9.4〜8.4ドル安、中心
限月の12月限が9.4ドル安、銀が6.5〜8.2セント高、中心限月の12月限は
7.0セント高。
 金12月限は続落。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に
入ると、買い戻されて下げ一服となった。日中取引では、米国債の利回り上昇やドル高
を受けて売り優勢となった。
 銀12月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となったが、買い戻されて下げ一服と
なった。
 ニューヨーク金12月限は続落。時間外取引では2627.6〜2642.9ドルの
レンジで推移、前日比2.1ドル高の2637.5ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服
となった。
 日中取引では、米国債の利回り上昇やドル高を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込み、2622.8ドルまで下落した。
 米国債の利回り上昇やドル高が圧迫要因になった。米連邦準備理事会(FRB)の大
幅利下げ観測の後退による調整局面を継続した。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で3063.0〜3100.5セントのレン
ジで推移し、前日比30.5セント高の3090.5セントとなった。12月限は高寄
りしたのち、ドル高に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、金堅調を受けて押し目を
買われた。
 日中取引では、米国債の利回り上昇や金軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込み、3043.5セントまで下落した。その後は買い戻されて下げ一服
となった。
 10月8日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの1704万8314
オンス、銀は変わらずの3億0693万2500オンス。

今日の材料
・ 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は、
ユーロ圏のインフレ率は来年下半期にはECBが目標とする2%に達する軌道に乗って
いるものの、サービス価格の持続的な上昇と予想を上回る賃金上昇が上振れリスクにな
っていると述べた。
・米ダラス地区連銀のローガン総裁は、インフレ上振れリスクが依然現実的で経済見通
しを巡りかなりの不確実性がある中、今後は「より緩やかな」利下げが適切という見解
を示した。
・9月17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨から、当局者の「大
多数」が50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げで金融緩和政策を開始することを
支持したことが分かった。
・イスラエルのガラント国防相は、イスラエルにミサイル攻撃を行ったイランへの対応
は「致命的でかつ正確、意表を突くものになる」と述べた。
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