原油相場は急反発した。ハリケーン「Milton」がフロリダ半島に上陸したが、 原油・石油製品需給の混乱が警戒されている。今回は主要生産地を外れたことで、供給 サイドよりも需要サイドの混乱が警戒される。その意味では原油相場に対してネガティ ブ材料との評価も可能であり、実際に直前まで天然ガス相場は下落した。また、原油相 場はほとんど関心を示していなかった。しかし、実際の上陸後は、パイプラインやター ミナルの破損報告もあり、思惑的な買いが膨らんでいる。 一方、中東情勢を巡る緊張状態は維持されている。イスラエルがイラン石油施設を攻 撃する可能性が排除できない。湾岸諸国からは米国にイスラエルの説得が要請されてい るが、イスラエルと米国の協議では目立った進展は見られなかった。米政府は石油・核 関連施設に対する攻撃を早めるよう要請が行われているが、イスラエル側はその可能性 を否定していない。米国の仲介機能が働かない以上、先行き不透明感は強い。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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