●論点解説原油、イスラエルがイランを攻撃するも＝マーケットエッジ

　週末２６日にイスラエル軍がイランの軍事施設を攻撃した。中東の緊張感を高める動
きと言えるが、原油相場は急落で対応している。マーケットが警戒していたのは、イス
ラエルがイラン石油施設を攻撃し、原油供給環境が混乱状態に陥る展開だったが、そう
した最悪のシナリオが回避されたことが安心感をもたらしている。材料出尽くしとの評
価である。イランは被害が生じていないとする一方、イスラエルは攻撃が完了したと発
表している。両国がこの問題の幕引きを目指しているとの見方も、原油相場の上値を圧
迫している。
（マーケットエッジ・小菅 努）

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