前週は急落した。米大統領選ではトランプ氏が勝利した。大統領選の大型イベントを 通過したことで、持ち高調整が中心の展開になった。2700ドル台中盤での保ち合い を経て、一時2650.30ドルまで急落した。安全資産に対するヘッジニーズが一服 している。また、米金利上昇・ドル高が進んだこともネガティブ。トランプ氏の政策が インフレリスクを高めるとの見方が織り込まれている。米連邦公開市場委員会(FOM Cで)では0.25%の追加利下げが決まったが金相場に対する影響は限定的だった。 米大統領選後の不安定な地合が続いており、まだ一段安のリスクが否定できない。金 上場投資信託(ETF)残高は減少傾向が続いている一方、現物市場の物色意欲は十分 に高まっていない。更に調整売りが膨らむと、2650ドル水準まで軟化するリスクが ある。ただし、米政治環境は依然として不安定な一方、地政学リスクは高いレベルを維 持している。また、米国を含む各国の利下げ政策にも変化は生じていない。上昇トレン ドにおける調整安に留まる見通し。11月13日の10月米消費者物価指数がイベント リスクになるが、2700ドル割れは物色妙味が大きい。 予想レンジは2650〜2760ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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