●週間見通し原油、中東情勢の暴走なければ上値重い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は72.88ドルまで上昇して10月14日以来の高値を更新した後、70ドル
台前半まで下落する展開になった。中東情勢の先行き不透明感を背景に、戻り高値を更
新した。11月5日に米大統領選が行われたが、イベント通過後のリスクオン環境もポ
ジティブ。石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産縮小計画を更に1ヵ月先送りした
ことも、原油相場の押し上げに直結した。ただし、中東では実際に軍事衝突などが発生
した訳ではなく、週末にかけては戻りを売られる展開になった。中国政府の景気対策発
表見送りもネガティブ。
 今週は徐々に上値を圧迫されやすい。中東情勢に強く依存するため、仮にイランのイ
スラエルに対する攻撃と言った動きが見られると、一気に75ドル水準まで値上がりする
可能性がある。一方、中東情勢に大きな変化が見られない場合には、徐々に上値の重さ
を再確認しよう。需給緩和見通しに変化はなく、地政学リスクで上昇するか、需給緩和
で値下がりするかの地合になる。12日にOPEC、14日に国際エネルギー機関(I
EA)の月報が公表される。需要見通し引き下げがあると、地合が悪化しやすい。
 予想レンジは68.00〜73.00ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)



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