前週は72.88ドルまで上昇して10月14日以来の高値を更新した後、70ドル 台前半まで下落する展開になった。中東情勢の先行き不透明感を背景に、戻り高値を更 新した。11月5日に米大統領選が行われたが、イベント通過後のリスクオン環境もポ ジティブ。石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産縮小計画を更に1ヵ月先送りした ことも、原油相場の押し上げに直結した。ただし、中東では実際に軍事衝突などが発生 した訳ではなく、週末にかけては戻りを売られる展開になった。中国政府の景気対策発 表見送りもネガティブ。 今週は徐々に上値を圧迫されやすい。中東情勢に強く依存するため、仮にイランのイ スラエルに対する攻撃と言った動きが見られると、一気に75ドル水準まで値上がりする 可能性がある。一方、中東情勢に大きな変化が見られない場合には、徐々に上値の重さ を再確認しよう。需給緩和見通しに変化はなく、地政学リスクで上昇するか、需給緩和 で値下がりするかの地合になる。12日にOPEC、14日に国際エネルギー機関(I EA)の月報が公表される。需要見通し引き下げがあると、地合が悪化しやすい。 予想レンジは68.00〜73.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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