ゴム午前=大幅続落、上海ゴムの大幅安や最近の産地安を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、大幅続落。。寄り付きは、上海夜間安を嫌気して、大きく水準を
引き下げる限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが一段安となったこと
や、最近の産地安を背景に下げ幅を拡大している。TSR20は、出来ず。

 午前11時54分現在のRSS3号は前営業日比13.4〜9.4円安。活発限月の
4月限は同11.4円安の352.6円、期先25年10月限は出来ず、推定総出来高
は721枚(前日夜間取引含む)。

【4月限は350円に接近】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海安や最近の弱地合いを継続し、大幅続落と
なっている。活発限月の4月限は、一時350.8円まで下落し、節目の350円に迫
った。現状、同水準では支持されているが、350円割れとなれば、今月5日の安値
345.0円を試すことになる。
 チャート的には、8日の高値379.9円で戻り高値を付け、再び下落場面に入った
とみる、5日から8日までの戻りは全国人民代表大会(全人代)で税制出動の拡大など
を期待した動きだったが、期待されたほどの発表はなく、これが売りを誘っている。目
先、下値を試しやすそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、SS3号は出来ず。TSR20は売りが先行し、前営業日比
3.0〜2.2セント安で推移している。

 上海ゴムは下落。午前11時10分現在、指標限月の2025年1月限は、前営業日
比300元安の1万8055元で推移している。

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