プラチナ午前＝プラチナが反発、ＮＹ高と円安で

【場況】
　プラチナ系貴金属（ＰＧＭ）は、プラチナが反発。ニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目を買われたことや円安を受け
て堅調となった。パラジウムの商いは成立しなかった。
　午前１１時３分現在の前営業日比は、プラチナが３２〜５０円高、プラチナミニが
４１．５〜４７．５円高、プラチナスポットが１３４円高、パラジウムが出来ず。
　午前１１時３分現在の出来高は、プラチナが３９６６枚、プラチナミニが３７６枚、
プラチナスポットが８０９枚、パラジウムが０枚。
【ＮＹプラチナはドル高一服で買い戻される】
　プラチナはドル高一服で買い戻された。米共和党が下院選で過半数を獲得するとの見
通しからトリプルレッドのドル高となった。トランプ次期政権が公約をすべて実行する
との見方が強まった。ただニューヨーク市場で、トランプトレードが一服すると、買い
戻し主導で上昇した。パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長が利下げを急ぐ必要は
ないという見解を示したことが上値を抑える要因だが、買い戻しが続くと、底堅く推移
することになりそうだ。
　プラチナ先限は４７２６円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になっ
た。円相場は１ドル＝１５６円台後半まで円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ（ドル建て現物相場）】
　プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の９３３．８２ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。
　午前１１時現在、プラチナは９４０．７８ドル、パラジウムが９４３．６９ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが９３４．８２ドル、パラジウムが９３２．７０
ドル。
MINKABU PRESS

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