ゴム午前=上昇、自律反発場面にとどまり上げ幅縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、上昇。自律反発場面。寄り付きでは、上海夜間は下落したが、こ
れに対する反応は薄く、直近の急落に対する、自律反発場面となった。ただ、中盤に入
ると、徐々に上値が重くなっており、上げ幅を縮小する限月が目立っている。
 TSR20は、出来ず。

 午前11時54分現在のRSS3号は前営業日比3.4〜6.7円高。活発限月の4
月限は同4.9円高の348.9円、期先25年10月限は同4.6円高の352.6
円、推定総出来高は480枚(前日夜間取引含む)。

【中国景気は底入れには時間が掛かるか】
 15日、中国国家統計局は、10月の鉱工業生産を発表し、前年同月を5.3%上昇
となった。伸び率は9月の5.4%から小幅に減速した。また、同時に発表された、1
0月の小売売上高は、同4.8%増となり、前月の3.2%増から拡大している。
 ただ、一方、1−10月の不動産開発投資は、前年同期比で10.3%減となってお
り、依然として不動産不況は継続しているようだ。中国の景気減速は、不動産バブルの
崩壊が要因であり、不動産市況が好転の兆しが見えるまでは、景気の下振れ懸念は続き
そうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、SS3号は2月限と3月限が約定し、前営業日比0.2セント
高と1.8セント高。TSR20は総じて売りが優勢となり、同1.1セント安〜0.
2セント高で推移している。

 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2025年1月限は、前営業日
比130元安の1万7585元で推移している。

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