とうもろこし週間展望＝取組高の増加期待薄で新規は仕掛け難を継続

                   ［11月18日からの１週間の展望］
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
　　　　　週間高低（カッコ内は日付）　　　　11月11日〜11月15日
　      　　　 　始　値　 高　値　　   　安　値　        終　値   前週末比
＜東　京＞ 先限  35,760   36,760（11)    35,760 （11）   35,760    0
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＜シカゴ＞14日終値　前週末比  ｜＜週間統計データ＞　　(11月7日まで)
   24/12  419.00  -12.00　   ｜週間輸出検証高：79 万3,012トン
   25/ 3  430.75  -13.50     ｜週間輸出成約高：15日に発表予定
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
東京外為市場　円相場(本日 15:15現在) 156.18円  前週末比 3.48円の円安
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
　【前週のレビュー】とうもろこし市場はシカゴ上伸も新規資金流入せず仕掛け難。シ
カゴは需給報告発表後、４３０セント超えから一段高となるか、４２０セント台前半ま
で反落となるかが目先の注目要因。需給報告に対する反応の見極めが必要とした。
【とうもろこし７月限と９月限のサヤは３７９０円まで拡大】
 とうもろこしは、期近３月限、期中７月限が３万８０００円台に上昇し、高止まり。
先限は実商いがないなか３万５７６０円で横バイ状態。
　３万４６６０円と最も安い期先９月限と最も高い期中７月限の３万８４５０円とのサ
ヤは３７９０円まで拡大。価格から判断すると、サヤ取りに妙味があるが、流動性が低
下しており、仕掛け難。
　今後も数枚の手じまい売買がある程度の商いが続きそうだ。１３日現在、総取組高は
２００枚まで減少。今月中に２００枚割れから１９０枚前後まで減少か。増加に転換は
期待薄のため、新規売買は仕掛け難を継続。
【シカゴコーンは４２０セント台後半からは戻り売り圧力】
　シカゴコーンは８日に今秋の最高値を更新した後、反落となり、押し目底を模索して
いる。８日に発表された需給報告で２４／２５年度の米国産コーンの期末在庫率が前月
の１３．３％から１２．９％に下方修正されたことが強気材料視された。ただ週明けか
らは売り優勢となり、今月に入ってからの上昇に対する修正安場面となった。期末在庫
の下方修正は下支え要因だが、大豆、小麦の軟化、ドル高が圧迫要因。
　指標の期近１２月限は、受給報告発表のあった８日に４３４．７５セントまで上昇
し、１０月２日の高値４３４．２５セントをわずかに上抜き、６月２８日以来の高値を
つけた。ただ４３０セント台では利食い売りの動きや農家からのヘッジ売りもあり、
修整安となった。１４日に今月６日以来の安値となる４１８．２５セントまで下落し、
この日の安値圏で引けた、まだ下値の余地を残した商状だった。投機家の買い玉の整理
がかなり、あったもよう。４１０セント台前半からは下値は限られると予想。収穫され
た現物が市場に出回る時期であること、ドル高から４２０セント後半、４３０セントに
近い水準では戻り売り圧力が強いとみる。
＜当面の予定（イベント・経済統計）＞
１８日　機械受注 2024年9月（内閣府）
　　　　ユーロ圏貿易収支 2024年9月（EUROSTAT）
　　　　対米証券投資 2024年9月（財務省）
　　　　米週間穀物輸出検証高（USDA）
   　  米国産コーン・大豆収穫率報告（USDA）
１９日　ユーロ圏国際収支 2024年9月（ECB）
　　　　ユーロ圏消費者物価指数 2024年10月確報（EUROSTAT）
　　　　米住宅着工・許可件数 2024年10月（商務省）
２０日　貿易収支 2024年10月速報（財務省）
　　　　独生産者物価指数 2024年10月（連邦統計庁）
　　　　英消費者物価指数 2024年10月（国立統計局）
　　　　英生産者物価指数 2024年10月（国立統計局）
２１日　政策金利公表（南アフリカ準備銀行）
　　　　米新規失業保険申請件数（労働省）
　　　　米製造業景況指数 2024年11月（フィラデルフィア連銀）
　　　　米中古住宅販売統計 2024年10月（全米不動産協会）
　　　　米週間穀物輸出成約高（USDA）
２２日　消費者物価指数 2024年10月（総務省）
　　　　独国内総生産 2024年7-9月期確報（連邦統計庁）
　　　　ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年11月速報（Markit）
　　　　ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年11月速報（Markit）
　　　　英小売売上高 2024年10月（国立統計局）
　　　　米消費者信頼感指数 2024年11月確報値（ミシガン大）
　　　　建玉明細報告（CFTC）


　　　　MINKABU PRESS
  　　※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

• 国内週次ランキング（１１〜１５日）
  商品

  NEW

  11/15(金) 18:10
• 東京石油夜間序盤＝原油４月限は３００円安の６万６８００円で推移
  商品

  NEW

  11/15(金) 17:30
• 東京貴金属夜間序盤＝金先限は３８円安の１万２８８９円
  商品

  NEW

  11/15(金) 17:30
• 東京ゴム夜間序盤＝ゴム４月限は０．６円安の３４９．４円で推移
  商品

  NEW

  11/15(金) 17:30
• ＜シカゴコーン＞テクニカルポイント
  商品

  NEW

  11/15(金) 17:20