●論点解説原油、ロシア産石油施設が攻撃されるリスク＝マーケットエッジ

　原油相場の焦点は、ウクライナがロシア石油施設を攻撃するか否かの一点である。こ
のまま地政学リスクの高まりといっても原油需給に影響が見られないのであれば、一時
的な上昇リスクに留まる。一方、これまでのドローン攻撃とは異なりミサイルによる本
格的な攻撃が石油施設に対して行われると、容易に復旧することもできず、ロシア産石
油の供給環境が大きく変わる可能性がある。実際にロシア産の供給に混乱が生じるか否
かは予想が難しいが、まずはそのリスクが急浮上していることへの対応が求められてい
る。７０ドルの節目を回復している。
（マーケットエッジ・小菅 努）

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