[今日の視点]とうもろこし=7月限の夜間取引高もシカゴ安と円高が相殺か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、夜間取引で期中7月限が1000円高となった。日中取引は玉の出
方次第となるなか、出合いがあれば7月限が夜間取引で大幅高ながら、1ドル=151
円台前半の円高やシカゴの軟調から売り優勢となる限月が多いと予想。シカゴ期近12
月限と円相場1ドル=151.15円からの換算値は480円安。期先は300円程度
の下落を見込む。
 25年11月限が新甫発会後も出来高、取組高の回復は見られないなか、期中の7月
限は夜間取引で3万8000円台まで値を飛ばした。28日の夜間取引の引け値は
3万4660円〜3万8260円と限月間で大きく開いている。引き続き小口の商い程
度の動きが想定されるが、限月間での大きな値開きの修正に動く可能性もあ
る。
 シカゴコーンは軟調な足取りを継続。黒海地域の緊張高まりでもロシアやアルゼンチ
ンなど主要産地の輸出が米国の小麦輸出の圧迫になるとの見方が背景。南米産地での良
好な生育環境も重石となるなか、上値を抑制される足取りが続きそう。

 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万5500〜3万5900円。本日の日
中取引の予想レンジは3万5400〜3万6000円。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】09:30 貿易収支 2024年10月確報(財務省)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2024年10月(トルコ統計機構)
◆ ドイツ ◆
【経済】22:00 消費者物価指数 2024年11月速報(連邦統計庁)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:30 生産者物価指数 2024年10月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【休日】--:-- サンクスギビングデー
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 国際収支 2024年7-9月期(カナダ統計局)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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