イスラエルとレバノンの停戦合意が実現したが、原油相場は冷静な反応を見せてい る。中東地政学リスクの大幅な軽減を促す動きになるが、停戦合意の履行・維持に対し てはまだ慎重な見方が強い模様だ。イスラエルも補給体制の整備を理由に掲げており、 これで戦闘状態が収束に向かうかは、まだ慎重な評価が求められている模様だ。 一方、トランプ米次期大統領がメキシコとカナダに対する関税措置を発表しているこ とも警戒されている。米国は両国から合計で日量450万バレル規模の原油を輸入して いる。米製油所では特にカナダ産重質油の需要が強く、関税が発動されると関税分のコ スト高が発生するか、代替調達先からの輸送コスト増大が想定される。メキシコとの間 では、メキシコ湾原油を輸入、米国内で精製後に石油製品を輸出するフローが行われて いるが、ここにも混乱が生じる可能性がある。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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