プラチナ午前=プラチナが続落、円高進行が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ドル建て現物相場の底堅い値動き
を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高進行を受けて一部限月がマイナスサイド
に転じた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが18円安〜9円高、プラチナミニが
24.0円安〜44.0円高、プラチナスポットが110円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが2949枚、プラチナミニが368枚、
プラチナスポットが1070枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ現物は金堅調も上げ一服】
 プラチナは金堅調が支援要因になったが、上げ一服となった。米感謝祭を控えて買い
戻されたが、貿易摩擦に対する懸念が残ることが上値を抑える要因になった。ただ上海
プラチナの出来高が増加し、中国勢の安値拾いの買いが入っていることは下支え要因で
ある。一方、メキシコのシェインバウム大統領とトランプ次期米大統領が電話会談で、
不法移民や違法薬物の流入について協議しており、関税の行方を確認したい。
 プラチナ先限は4510円まで下落した。円高が圧迫要因になった。円相場は1ドル
=149円台後半の円高に振れた。11月の東京消費者物価指数(CPI)が予想以上
の伸びとなり、12月の日銀の利上げ観測が高まった。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の932.10ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。
 午前11時現在、プラチナは938.02ドル、パラジウムが983.31ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが931.29ドル、パラジウムが981.73
ドル。
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