金・銀午前=金が続落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が続落。円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高進行が圧迫要因になっ
たが、ドル建て現物相場の堅調を受けて下げ一服なった。銀の商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が101〜79円安、金ミニが99.5
円安〜85.5円高、ゴールドスポットが235円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万4558枚、金ミニが6681枚、ゴール
ドスポットが2425枚、銀が0枚。
【金現物は米感謝祭で小動き】
 金現物は米感謝祭で小動きとなった。欧州時間に買い戻されたが、上げ一服となっ
た。ロシアは、ウクライナのエネルギーインフラに対して今月2回目となる大規模な攻
撃を行った。一方、11月の独消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基
準(HICP)で前年同月比2.4%上昇した。前月の2.4%と同水準だった。市場
予想の2.6%上昇は下回った。
 バイデン米大統領は、メキシコとカナダへの関税導入計画は同盟国との親密な関係を
「台無しにする」恐れがあるとして、トランプ次期大統領に再考を促した。メキシコの
シェインバウム大統領は27日に行ったトランプ次期米大統領との電話会談で、25%
の対メキシコ関税に関する具体的な話し合いはなく、関税の理由としてトランプ氏が挙
げている不法移民や違法薬物の流入について協議したと述べた。
 金先限は18日以来の安値1万2796円を付けた。円高が圧迫要因になった。円相
場は1ドル=149円台後半の円高に振れた。11月の東京消費者物価指数(CPI)
が予想以上の伸びとなり、12月の日銀の利上げ観測が高まった。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、欧州時間に買い戻された
が、上げ一服となった。アジア市場では、朝方の2637.96ドルから、ドル安を受
けて押し目を買われた。
 午前11時現在、金が2645.29ドル、銀は3040セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が2637.24ドル、銀が2989セント。

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