アジア株 予想外の「利下げ」で韓国株は大幅下落、NewJeans契約解除でハイブ急落 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 19359.13(-7.83 -0.04%) 中国上海総合指数 3308.12(+12.42 +0.38%) 台湾加権指数 22280.89(-18.01 -0.08%) 韓国総合株価指数 2458.91(-45.76 -1.85%) 豪ASX200指数 8411.70(-32.64 -0.39%) アジア株は上海を除いて下落。 上海株は反発、値ごろ感からの買い戻しが優勢。ただ、30日に中国11月製造業PMIと非製造業PMIが発表されることから、週末を前に売買は手控えられている。また、週末にトランプ氏が何を言うか分からないため貿易摩擦激化に対する警戒感も高まっている。 トランプ次期大統領は中国など外国に高い関税を課す方針だが、高い関税は米国のインフレを再加速させてしまう恐れがあるため極端な関税引き上げはないとの見方が強い。先日の米国メキシコ会談のように外国と協議しつつ段階的に引き上げていく可能性が高い。トランプ氏の対中追加関税発言を受け中国商務省報道官は、中国の立場は一貫しているとして、必要ならば中国企業の権利を守るため措置を講じると述べた。 豪州株は反落、豪中銀総裁発言をきっかけに利益確定売りに押される。豪州株はきのう史上最高値を更新した。引け後に豪中銀のブロック総裁が、コアインフレは高すぎるとして、近いうちに利下げを検討することはできないと語った。 韓国株は大幅下落。エネルギーや金融、ハイテク、自動車など幅広い銘柄が下落している。 韓国中銀の予想外の「利下げ」がむしろ売りを強めている。韓国中銀はトランプ氏の貿易政策による景気後退を警戒、来年の経済成長予想を8月時点から下方修正した。景気下振れリスクに対処するための緩和策だとしている。 総合エンターテインメント企業のハイブは3.3%安、一時7%超急落した。日本でも大人気の韓国女性グループ「NewJeans」がハイブ傘下の所属事務所アドアとの専属契約を解除すると発表した。
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