[12月2日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 11月25日〜11月29日 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 <東 京> 先限 35,850 36,000(28) 35,850 (25) 36,000 +150 ====================================== <シカゴ>27日終値 前週末比 |<週間統計データ> (11月21日まで) 24/12 415.75 -9.75 |週間輸出検証高:90 万3,049トン 25/ 3 428.00 -7.25 |週間輸出成約高:29日に発表予定 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 150.05円 前週末比 4.86円の円高 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】とうもろこしは、小口の整理商い続く。期近2月限・期先9月限 に注目としたい。シカゴは12月限が420セント水準まで下落すると、実需家の買い が喚起されるとみる。ドル高、大豆・小麦安には注意が必要とした。 【とうもろこしはシカゴ軟調、円高にも先限は堅調】 とうもろこしは、商いがほとんどない状態が続いていたが、28日に手じまい売買が 増え、期近1月限が2870円高の3万8870円まで暴騰し、今年の7月以来の高値 をつけた。期中7月限は7月以来の高値となる3万8500円の高値をつけたが、3万 6720円に急落となる乱高下となった。先限は150円高の3万6000円で堅調。 シカゴが軟調に推移、1ドル=149円台まで円高が進行し、売り圧力が強まってもお かしくはない環境だが、限月間で方向性を欠いた。 総取組高は28日現在、183枚まで減少。期近1月限は来月13日に納会となる。 期先の取組高が増えておらず、1月限の納会後は総取組高は170枚程度まで減少する とみられ、大納会を控え、市場は縮小傾向を辿るとみられ、新規売買は仕掛け難状態が 続く。 限月で値位置が異なるが、3万4660円と最も安い期先9月限が他限月にサヤ寄せ するかに注目したい。 【シカゴコーンは軟調に推移、投機家は手じまい売り先行もよう】 シカゴコーンは軟調に推移した。輸出需要は好調を維持しているが、小麦相場の下 落、23日からサンクスギビングデー(感謝祭)を控えた大口投機家の手じまい売りな どで、売り圧力が強い展開を強いられた。期近12月限は26日の取引で420セント 割れ、翌27日は414.75セントまで下落。今月6日の安値414.25セントが 支持線ながら27日まで日足が6日連続の陰線引けとなり、まだ下値の余地ありのチャ ートとなっている。あっさりと420セント割れとなり、実需家は買い急いでいないも よう。 12月の米農務省(USDA)需給報告は10日に発表となる。12月5,6日には 事前予想が出る可能性あり。引き続き、南米産の生状況や、小麦、大豆、ドルの動きに 左右されやすいが、事前予想に注意したい。410セントの節目が支持線。自律反発は あるが、いったん崩れているので420セント台前半では戻り売りが待ち受けか。 <当面の予定(イベント・経済統計)> 2日 中国製造業購買担当者景況指数 2024年11月(財新) ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年11月確報(Markit) ユーロ圏雇用統計 2024年10月(EUROSTAT) 米製造業景況指数 2024年11月(ISM) 建玉明細報告(CFTC) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 3日 米新車販売台数 2024年11月(Autodata) 4日 中国サービス業購買担当者景況指数 2024年11月(財新) ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年11月確報(Markit) ユーロ圏生産者物価指数 2024年10月(EUROSTAT) 全米雇用統計 2024年11月(ADP) 米製造業新規受注 2024年10月(商務省) 米非製造業景況指数 2024年11月(ISM) 米地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB) 5日 独製造業受注 2024年10月(経済技術省) ユーロ圏小売売上高 2024年10月(EUROSTAT) 米貿易収支 2024年10月(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 6日 全世帯家計調査・消費支出 2024年10月(総務省) 独貿易収支 2024年10月(連邦統計庁) 独鉱工業生産指数 2024年10月(経済技術省) ユーロ圏域内総生産 2024年7-9月期確報(EUROSTAT) 米雇用統計 2024年11月(労働省) 米消費者信頼感指数 2024年12月速報値(ミシガン大) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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