【前週までのレビュー】産地や上海ゴムが軟化したことから、売りが優勢になるとみ た。 【終値ベースではレンジ取引】 JPXゴムRSS3号は、買い優勢となった。活発限月の4月限は、29日には37 5.8円まで水準を引き上げる場面があった。ただ、28日と同様に375円前後で は、戻り売りを浴びる結果となった。18日からの2週間をみると、陰線が3本だけで あり、地合いは強くみえる。ただ、終値ベースでみると、20日以降、355〜370 円前後でのレンジ相場が続いている。高値圏ではヒゲの長い日足が多くみられる。上値 を追って買うような状況ではないようだ。直近の上昇は、投機色の強い上海ゴム主導で ある。上値が重くなれば、地合いが急に変わることがよくある。目先、反落の可能性が ある。4月限の355円割れには注意したい。 【タイオファーは80バーツ前後でもみ合い】 産地価格が下げ渋りをみせている。タイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡 しのオファー価格は、10月2日に96.12バーツの高値を付けて以降、下落を開始 し、11月6日には7月31日以来の低水準となる78.75バーツまで下落した。た だ、その後は80バーツ前後が提示されている。 産地は、増産期に入っており、オファーは下落しやすい時期だ。ただ、この冬はラニー ニャ現象が発生する確率が高まっている。このため、ここからオファー価格が一段と下 落するには、中国の需要不振など需要サイドの要因が必要のようだ。 【上海ゴムは反転に注意】 上海ゴム中心限月の5月限は、今月22日に1万7400元まで下落し、18日の安 値1万7360元とダブルボトムを形成すると、その後は買い先行し、29日に1万8 500元に接近する動きとなっている。1万8500元突破となれば、11月8日の高 値1万8945元を目指すことになる。ただ、今回の上昇は、ファンダメンタルズから 買い材料は特に見当たらない。元来、上海市場は投機色が強く、今回は投機的な買いが 主導とみる。上値が重くなれば、一転して売りが先行する可能性があるので注意した い。 【東京ゴム活発限月の4月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の4月限は、買い優勢の展開となった。11月からの値動 きをみると、産地安を背景に5日に345.0円まで下落した。8日に379.9円ま で戻したが、380円手前で戻り売りを浴びると、11月14日には340.0円まで 一時下落した。だが、同日の日足がほぼ十字線となると反発を開始、上海ゴムが地合い を引き締めたことから、22日には370.4円まで戻した。その後は、355.5円 まで押されたが、25日以降は再び地合いを引き締め、29日には375.8円まで水 準を引き上げる場面があった。ただ、同水準では上値が重くなっている。 地合いを引き締めると、8日の高値379.9円がポイントになる。380円台に乗 せると、節目の390円や400円が意識されそうだ。一方、売りが先行すれば、一目 均衡表の転換線がある360円台が支持になる。同線を割り込むと、節目の350円や 14日の安値340.0円が視野に入る。安値更新をなれば、現状、340円以下に特 に目立った支持線が見当たらないことから、節目の335円や330円を意識した展開 になりそうだ。 【今週の注目ポイント】 上海ゴムに注目したい。直近の上昇は、上海ゴム主導である。ただ、現状、特に積極 的に天然ゴムを買い進む材料は見当たらない。上海ゴムの上昇は、投機的な面が強いと みられる。調整安には注意したい。 【相場予想レンジ】 12月2〜6日のJPXゴムRSS3号4月限の中心レンジ予想は340〜380 円。テクニカルの支持線は350.0円(節目)、抵抗線は380.0円(節目)。 MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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