前週は70ドル台前半を維持できず、60ドル台後半まで下落する展開になった。ウ クライナ情勢の緊迫化でリスクプレミアム加算を進める動きもみられたが、ロシア産原 油供給に大きな混乱が生じることはなく、戻りを売られている。イスラエルとレバノン の停戦合意が実現したことで、地政学リスクの軽減期待が強くなったこともネガティ ブ。最近のボックス相場内での値動きが続いているが、需給緩和見通しの織り込みが優 勢だった。 今週も戻り売り優勢の展開になろう。引き続き中東やウクライナの地政学環境には注 意が必要であり、突発的な上昇リスクまでは排除できない。イスラエルとレバノンの停 戦合意の破たんが警戒される、イラン核開発問題の過熱化、ロシア産原油供給リスクの 高まりといった動きがみられると、買いが膨らむ可能性は排除できない。一方で、大き な混乱が見られないのであれば、需給緩和見通しの売りが優勢になろう。石油輸出国機 構(OPEC)プラスは12月5日に延期された閣僚級会合で減産縮小を更に先送りする 見通しだが、原油相場に対する影響は軽微だろう。年初来安値更新の可能性もある価格 水準になっている。 予想レンジは65.00〜71.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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